カザグルマに希望が見えた

今日は絶滅危惧植物カザグルマの保全について考える公開報告会「カザグルマを守る~関東圏のカザグルマはいま・・」を博物館で開催しました。

共催の公益財団法人相模原市まち・みどり公社と相模原のカザグルマを守る会のみなさんが午前中からフル稼働で準備にあたりました。
守る会会長によるカザグルマの鉢もご披露!今回は温室のコントロールができないアクシデントに見舞われ、残念ながらしっかり咲いた株はありませんでしたがあとちょっとで咲きそうな花が。

会場は県内はもとより千葉などからもたくさんの方にご参加いただきました。

カザグルマ研究で著名なお二方の研究者と、相模原、横浜、船橋の各地域の保全グループのみなさん、そして県立中央農高草花部の発表と、びっしり密度の濃い内容です。
最後に「カザグルマ保全のタクティクス」と題した意見交換を行いました。それぞれの地域の強みなどをまさしく「戦術的に」確認したり、喫緊の課題について相談したり。

こうして若い人も含めてカザグルマへの関心が広がり、地域を動かしていかれればカザグルマに希望が見えてくるのではないかと思える報告会でした。
(生物担当学芸員 秋山)

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