ミニサロン、プラスワンダーラボ

今日は毎月恒例の生きものミニサロン。館内で飼育中のカイコについてお話をしました。5齢なので、手にとって触っても大丈夫と言ったらお子さんたちが大喜び!

まだ5齢になったばかりなので、柔らかい感触にちょっとこわごわした手つきでした。
さて、いつもどおり30分でミニサロンは終了でしたが、今日は続きが!県立弥栄高校理数科の生徒さんたち有志を対象とした「ワンダーラボ」ということで、自然観察会を行いました。
タケニグサの草汁でお絵かき・・

なぜか数式を書いている生徒さんも!さすが理数科・・。

そして、最初に仕込んでおいたモグラトンネルのウレタンフォームによる型どりを掘り返します。生きものミニサロンの常連さんのご家族も手伝ってくれました。

なんと、ウレタンフォームのノズルを忘れてしまったためトンネルの奥まで注入できなかったのですが、それでもトンネルの大きさの雰囲気がよくわかります。左側の大きな塊は、地上に漏れ出た部分です。

ほかにも、つる植物の伸び方を観察したり、においの感じ方の違いを確認したりと、「自然観察法」の要素も取り入れました。
そして、観察中に生徒さんの一人が偶然見つけたキノコです。

キツネノエフデの仲間のようですが、一つ前の書き込みと同様、よくわかりません。宿題がもう一つ増えました。
最後に、この樹林地の土地利用の歴史と現存植生について「高校生向け」のお話をして締めくくりました。蒸し暑い中だったので1時間半ほどの観察でしたが、盛りだくさんの内容でできたのではないかと思います!
(生物担当学芸員 秋山)

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