北の大地のかけら

昨日、札幌から帰ってきて、今日は休館日ということもあり、撮影した写真を整理しました。
ここまでアップしてきた写真以外にも、パッと見楽しい写真があったのでアップします。まずは、青いダンゴムシ!

私はよく知らなかったのですが、ある種の菌類に感染するとこんな色になってしまうとか!驚きです。
菌に感染といえば、これにはビックリしました。

ボーベリア菌に感染したハサミムシです。こうして菌に侵されて植物の茎の上の方で死に絶えている姿は、カミキリムシなどによく見られます。しかし、そもそも地上を徘徊して生活するハサミムシのこんな姿は初めて見ました。
こちらは初日に設定を間違えて真っ暗な写真を撮ってしまい、地団駄踏んだものですが、画像処理をしてなんとか写っているものを浮かび上がらせることができました。ウトナイ湖のノゴマです。

こちらは円山の立ち枯れた木のキツツキ穴ですが・・・

よく見ると、一つ一つにオニグルミがガッチリ挟み込まれています。

さがみはら動物標本クラブのメンバーに問い合わせしたら、すぐに「エゾリスのしわざでしょう」と返事がありました。これを貯食と言えるのかどうか・・。
最後にもう一つ。北大のすぐお隣で、珍しいヒルガオを見つけました。白花です。

これはもう北海道だからとか、ぜんぜん関係ないのですが、ヒルガオ科好きとしてはたまらない逸品です!
歩けばなにかおもしろい写真が撮れるのが、北海道でした。また違う季節にじっくり歩きたくなる、北の大地でした。
(生物担当学芸員 秋山)

カテゴリー: 学芸員のひとりごと パーマリンク