生きものミニサロン 咲き始めた春の花と、木から出ているヘンな色

本日(3月25日)は恒例の「生きものミニサロン」を実施しました。
今回のテーマは「春の花と、木から出ているヘンな色」です。おかしなタイトルですね。
まずは外へ出て、いつものように樹木プレートの裏でちょっとお寝坊ぎみのヤモリを観察。

まだ寝ぼけていておとなしいヤモリ

次に、博物館前庭にたくさん生えているミズキのまわりに集まりました。

切った枝先に注目

何を見ているのかと言うと・・
その場で切った枝先からポタポタと落ちる樹液!

手品のように水がポタポタしたたります

ミズキはその名のとおり、水分を多く含みます。特に春先はこうして枝を落とすと、見る見る水分があふれ出てくるのです。
続いて、咲き始めた春の花の代表格、タンポポを観察しました。

どちらかというとアリに夢中

小さなお友達は、タンポポよりも、同じ地面を動くアリに夢中ですが・・
それでも、外来のタンポポと在来のタンポポの違いを説明して、さらに大人のみなさんへ雑種について説明をすると、みなさんしっかりタンポポを見てくれます。そして、在来タンポポを見分ける決め手になる、花粉を顕微鏡で観察。

顕微鏡で花粉を観察

「粒がそろってる!」
在来タンポポの識別点をしっかり全員が納得!
そして最後に、先ほどのミズキの樹液のなれの果てである、樹液酵母のスライムフラックスを観察しました。

ちょっと異様な色合いに、みなさんどん引きでした

異様な色合いにみなさん驚きの声を上げていて、さらにけずりとって感触を確かめてもらうと、大人のみなさんからは「ほんとにスライムだ!」の声が。
触感のインパクトも強烈な、この季節ならではの観察ができました。

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