最近よく見かけるもの

キアシドクガの大発生は、蛹化期に入り毛虫の動きがだいぶ落ち着いてきました。やはり、ミズキの葉を食べ尽くして餓死している幼虫も多く、蛹も小さめです。かなりの過飽和状態と考えられます。
さて、せっかく植物がいろいろと咲いている季節なので、こちらの花を・・

すっかり春の花として定着したナガミヒナゲシ

ナガミヒナゲシです。
10年くらい前は、最近道端で目立つけど、いったい何の花?とよく尋ねられました。でも今では小中学校の理科の教科書にも載るくらいメジャーな存在です。
そしてこちら。タンポポ?にしては、やけに背が高いです。

おばけタンポポ?

増え始めた頃は、庭におばけみたいなタンポポが生えてきました!と博物館にお問い合わせをいただいたこともあります。これはタンポポではなく、ブタナという外来植物です。花はタンポポとそっくりですが、決定的な違いがあります。それはこちら。

花柄が二股に枝分かれします

花柄(かへい:花がついている茎)が枝分かれします。タンポポは決して枝分かれしないので、ここで見分けられます。
そして、最近よく道端で見かけるのは・・

庭先でも大きな株を見かけます

外来植物の先達であるハルジョオンにちょっと似ていますが、這って生えているところが違います。この花は、ペラペラヨメナと言います。ヘンな名前ですね。花は咲き始めは白ですが、だんだんと桃色になり花期も長いことから、園芸植物としても流通しています。園芸用には「源平小菊」や、学名の一部から「エリゲロン」と名付けられています。

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