博物館実習歴史分野 ミミズ文字に悪戦苦闘の古文書目録作成

博物館実習歴史分野の実習として、古文書目録の作成を行いました。
はじめに目録作成の流れ、注意点を説明し、いよいよ古文書の実物を使用して目録作成に挑みます。

目録作成のレクチャー中

今回使用した古文書は江戸時代中期から明治時代が中心で、読みやすいものもありましたが多くはミミズのようなくずし字です。

古文書一例「相州高座郡淵野辺村之内居林居敷検地帳」(当館所蔵淵野辺 金井家文書)

実習生もくずし字に悪戦苦闘していましたが、それでも徐々に慣れ、わかる範囲で表題、差出(作成)、受取、年代、備考などの情報を拾い上げていました。

ミミズ文字解読に挑戦中

今回は古文書の目録作成作業を通して、博物館において歴史分野だけでなく全ての分野において資料目録の作成がいかに重要であるかを理解してもらうための実習でした。

実習生はミミズ文字が夢に出てきたのではないでしょうか(笑)

カテゴリー: 報告, 学芸員のひとりごと, 考古・歴史・民俗 パーマリンク