気がつけば、今年もオレンジ色

博物館の駐車場では春先になると、毎年おなじみのオレンジ色が現れます。

自然界にはあまりない蛍光色です

木は、何の変哲も無いミズキなのですが・・ちょっと異様な色ですね。
この正体は、樹液にカビと酵母がとりついてコロニーを形成したものです。樹液は初め透明ですが、糖分をエサにカビと酵母が繁殖してしだいに白濁してきます。その後このようなオレンジ色に変化してくるそうなのですが・・。博物館のミズキで見ていると、白濁期はほとんど見られず、いきなりオレンジ色になるように見えます。ちなみにこのオレンジ色の状態は、スライム・フラックスと呼ばれています。触ってみると、まさにスライムのように「ひんやりプニプニ」です。

触り心地は、まさしくスライムです

ミズキは春になると、地面からたくさんの水を吸い上げます。この時期に枝を切ると、切り口から見る見る樹液がしみ出て滴り落ちるほどです。

枝を切ると、すぐに樹液が滴となります

この木は駐車場を仕切るフェンス際にあって、枝が伸びると駐車の邪魔になってしまうのでいつも剪定されています。そのため、古い切り口からも毎年たくさんの樹液がしみ出るために、スライム・フラックスが形成されるようです。

これからオレンジ色になりそうな部分もあります

この色を見ると、春が本格的にやってきたのを感じます。

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