雨上がりの楽園

5月9日、相模原植物調査会のみなさんと緑区の生藤山へ調査に行く予定でしたが、雨が長引きそうな予報だったために中止にしました。ただ、4月に訪れていた楽園のオキナグサの種子を採りたかったので、小雨の中、現場へ向かいました。
その場所は夏鳥のサンショウクイが多く、今日も雨雲の下で元気に鳴きながら飛び回っていました。

サンショウクイ

楽園は山あいの集落の裏山です。代々のお墓の脇で、コンニャクが見事に咲いていました。

コンニャクの花

ちょうどマルバウツギが咲き乱れていました。雨が似合う花です。

マルバウツギ

そして、楽園の草地ではノアザミが咲いていました。ハッとさせられるような色合いを、雨粒がいっそう際立たせていました。

ノアザミ

目的だったオキナグサの種子も採れたので、正真正銘の相模原産系統の株を博物館でも育てていきたいと思います。

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