動物も活発な秋の河原

先日(10月20日)、カワラノギクの開花状況を調べるために訪れた相模川の河原では、昆虫や鳥も活発に動き回っていました。特に昆虫は冬を前に最後の発生のピークを迎えたり、繁殖活動が盛んになっています。こちらはマユタテアカネ。

マユタテアカネのランデブー

いわゆる赤トンボの一種です。オスがメスをガッチリ押さえた状態で、トントンと水面を叩くように産卵していきます。

マユタテアカネの産卵

モンシロチョウやキチョウもそろそろ今年最後の発生でしょうか。コセンダングサの花から吸蜜していました。

コセンダングサの花で吸蜜するモンシロチョウ

コセンダングサの花で吸蜜するキチョウ

こちらはツマグロヒョウモンです。温かい石の上で一休み。

ツマグロヒョウモン(オス)

ところで、こんなものも見つけました。写真ではわかりにくいのですが、おそらくニホンジカの足跡です。

ニホンジカと思われる足跡

最近、相模川の右岸側の目撃例がぽつりぽつりと出てきています。イノシシも橋を渡って来ているのか、最近、南区や中央区の相模川沿いの地域で目撃例がありました。全国的に大型の哺乳類が市街地などへ出没する例が増えているようですが、相模川流域でも川を移動路として行動圏を広げている可能性があるようです。

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