中庭の妖怪

毎年3月下旬になると、中庭に妖怪が現れます。

名前の由来となったヤブレガサの芽生え

その名も、ヤブレガサ。芽生えのようすが、『百鬼夜行図』で有名な妖怪破れ傘に似ているところから名付けられたと言われています。さらに若い芽生えはこんな感じです。

葉を広げる前のヤブレガサ

もっと妖怪っぽいですね!
さて、ヤブレガサだけでなく、中庭では今、いろいろな植物が春の顔を楽しませてくれています。こちらはカザグルマ。枝(つる)から新しい芽がスルスルと伸びて、ダンサーが両手を広げたような格好になっています。

カザグルマの新芽

こちらはミヤマガマズミです。万歳!または、ウサギ?ほんの一時期の新芽の形は、想像力がかき立てられます。

ミヤマガマズミの新芽 万歳!

ミヤマガマズミの新芽 ウサギ、またはピース?

すでに開花しているのは、常緑樹のアオキです。目立ちませんが、放射状の渋い花です。

アオキの雄花

今朝(3月23日)は雨模様ですが、雨粒も飾りにしてしまう生命力をこの時期の植物には感じます。

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