市民学芸員養成研修最終日

今日は研修3日目、先週のバス研修に参加した方は4日目になりますが、いよいよ最終日です。
今年度の研修の特徴は、実技があること。今日は、実際に作業をしていただきました。
基本はとにかく資料を傷めない事。そのため、「落ちる」「引っかかる」などの可能性がある名札や腕時計等は予め外しておく、胸ポケットに物を入れない、手はきれいに、などに注意しながら実習に臨みます。

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日常生活ではあまり馴染みのない掛軸。慎重に扱います…でも、この掛替えが季節毎の日常作業という家もあったかも知れませんね。

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壁にパネルを虫ピンで固定する練習。「壁の場所によって打ち込みやすさが全然違う」こんな事は経験してみないとわかりません。手前にあるのは列品の練習結果(私より上手かも)。

この養成研修の狙いは博物館の基本的な考え方を理解していただく事にありますが、限られた時間の中でどれ位の事が伝わったか、心配です。毎回提出していただいている日誌には時に厳しい意見もあり、反省材料として今後に活かさなければならない、とも思います。
とはいえ、これだけやれば、もはや皆さん即戦力。あとは登録していただくだけですが…さて、結果はどうなるでしょう。1人でも多くの仲間が増えて、お互いにプラスとなるような活動を広げて行かれれば良いな、と思っています。(学芸班 木村)

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