地質調査日誌8/30 相模原市南区鵜野森

8月30日晴れ。

工事によって崖が削られて,きれいに地層が見えるとの情報を得て、急遽、午後から調査に出かけました。

赤土の中に,厚さ30cm程度の白い層が見えます。これは、箱根が6万6千年前に大噴火を起こした時に飛ばされて来た軽石が降り積もってできた層です。箱根東京軽石と呼ばれています。

工事でできた崖はすぐにコンクリートなどで固められてしまうので、その前にと思い、調査に出かけました。急に出かけたため長袖を準備していませんでした。住宅地の中で,なおかつ,道路沿いの崖を削ったところなので大丈夫と思い半袖のまま出かけました。ところが大失敗で、ヤブ蚊の襲撃を受け、10カ所以上刺されました。やはり野外調査時は長袖長ズボンですね。

(地質担当学芸員 河尻)

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