ミニ観察会 木の実のなかみは・・

今日の「博物館のまわりのミニ観察会」は、冬の小鳥たちが食べそうな木の実を観察しました。
博物館前庭でたわわにみのっている木の実をとって、つぶしてみます。

小さな女の子がとても熱心に果皮をむいてくれました。

でも、出てくるのはごろんと大きなタネ。鳥のほとんどは、このタネを消化できません。そう、これは先日のブログでもご紹介した、ヤブランとマンリョウです。
ちょっと移動して、ヒサカキの果実もつぶしてみます。こちらはちょっとジューシー。紙の上でつぶすと、紫色の果汁がたっぷり。「ブルーベリーみたい!」

でもなぜか、この果実もメジロなど限られた鳥しか食べません。食べてみると、甘みもありますが、かなり苦みもあります。だからかな。
このあとは、冬の定番、樹木プレートの裏のヨコヅナサシガメの越冬を見て

「うわぁ~~っ!」

今日は参加者が少なかったので、葉っぱの工作をちょっとだけ実演して、おみやげに持ち帰っていただきました。次回は2月22日(土)12時からです!
(生物担当学芸員 秋山)

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