今月初旬からエントランスに展示しているアシダカグモ。おかげさまで子どもたちの人気者になったようです。意外に大人の方も興味津々で見ていらっしゃる様子なので、目的を果たせたと少し安心ました。
悩ましいのは動かないこと。「これ、生きているんですか?」と、よく聞かれます。そう。獲物を捕らえるときも、基本的に待ち伏せ型なので、いつも歩き回っている訳ではないんですね。併せて、冬場はエサをとらないという事もあり、ほとんど動きがありません。
そんな訳で、乾燥だけ気をつけて飼育(放置?)しているのですが、最近少し動くようになってきたので、餓死させては大変と、あわててエサを探しに行きました。倒木をひっくり返したらゲジゲジが出てきたので、さっそく捕獲してクモの飼育容器へ…
やはり空腹だったのか、即座に捕食しました。どうやらこれから定期的にエサやりが必要となりそうです。これが生体展示の悩ましいところですが、くじけずに続けたいと思います。(学芸班 木村)
プラ水槽ごしなので、やや画像が不鮮明なのはご容赦ください。
がっしり噛みついて、触肢を添えています。
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プロフィール
神奈川県相模原市中央区にある市立博物館です。1995年に開館して以来、相模原の歴史や自然を扱う総合博物館として市民に親しまれ、2019年には入館者数が300万人を超えました。また、2010年7月には、小惑星探査機「はやぶさ」の、2021年3月には後継機「はやぶさ2」の再突入カプセルの世界初公開を行うなど、お向かいにあるJAXA相模原キャンパスとの連携も深めています。
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