地質調査日誌3/22 地層剥ぎ取り

3月22日木曜日。晴れ。
相模原市南区当麻にある遺跡の発掘現場へ地層の剥ぎ取りに行ってきました。今回は、相模原地質研究会と相模原青陵高校地球惑星科学部と一緒に作業しました。前日とはうって変わって暖かい春の日差しの中、私の天敵の花粉がたくさん飛んでいることを除けば、まさに剥ぎ取り日和。穏やかな日の光を受けて、楽しく作業ができました。今回剥ぎ取ったのは黒土(黒ボク)と赤土(関東ローム層)の境界部分です。
剥ぎ取り1
きれいな地層の断面が出ている遺跡の発掘現場は、地層を剥ぎ取るのにうってつけの場所です。それに、遺跡さえ傷つけなければ気兼ねなく削りとれるので、この点からも、遺跡は剥ぎ取り場所としては最高です!もちろん、発掘の担当者に許可をもらって、全員ヘルメット着用で作業しました。
剥ぎ取り2
剥ぎ取り3
(地質担当学芸員 河尻)

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