サツマノミダマシ体長がメス8-11mm、オス7.5-9mmの緑色をしたクモ。林の周りなどでよく見られ、垂直円網を張ります。
よく似た種に「ワキグロサツマノミダマシ」が、います。
いままで赤いクモは紹介してきましたが、意外によくいる緑色のクモを紹介するのは初めてです。
不思議なのはその名前。ふつう「薩摩+ノミ+だまし」と考えてしまいがちですね。私も最初、そう思いました。
正解は「さつまの実+だまし」。京都府と福井県の一部で、ハゼノキの果実を「薩摩の実」と呼んでいて、このクモ腹部の色と形がそれを連想させるところからつけられた名前だそうです。生き物の事を調べていると、思わぬところで思わぬ知識が増えますね。【学芸班 木村】
ワキグロサツマノミダマシ。幼体なので分かりづらいですが腹部の側面から腹側にかけて黒い色をしています。
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プロフィール
神奈川県相模原市中央区にある市立博物館です。1995年に開館して以来、相模原の歴史や自然を扱う総合博物館として市民に親しまれ、2019年には入館者数が300万人を超えました。また、2010年7月には、小惑星探査機「はやぶさ」の、2021年3月には後継機「はやぶさ2」の再突入カプセルの世界初公開を行うなど、お向かいにあるJAXA相模原キャンパスとの連携も深めています。
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