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活動紹介

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・設立趣旨
「カザグルマ(Clematis patens)」はクレマチスの一種で、パテンス系と呼ばれる品種群の母種にあたります。本州、四国、九州、朝鮮半島等に分布し、それぞれの地域で固有の遺伝子を持っています。
神奈川県内で確認されたカザグルマの分布地は、横浜市保土ヶ谷区と相模原市の数か所のみに局限されていて、環境省の「改訂・日本の絶滅のおそれのある野生生物 ―レッドデータブック―(RDB)」では準絶滅危惧種、神奈川県RDBでは絶滅危惧ⅠB類に登録されています。
相模原市固有の遺伝子系統を守り後世に引き継ぐためには、早急な自生環境の保全及び自生株の保護・繁殖が不可欠なものと考え、「相模原のカザグルマを守る会」を設立しました。

・今後の活動
学術的な対応は相模原市立博物館、栽培増殖に対しては県立中央農業高校草花部、地元住民との対応や活動全般の支援は(公財)相模原市まち・みどり公社、カザグルマの標本株の栽培・保全・保護活動を中心に行う実働部隊は相模原カザグルマを守る会、自生地のカザグルマの日常の観察・管理は地元住民の方に依頼するなど、それぞれの専門分野を生かしてもらい、これまでの活動を継続・拡大するとともに、他のカザグルマ保全活動関連団体とも情報交換を進めていきたいと考えています。

・年間の活動スケジュール
年間を通じての活動
① 自生地株、保存用苗・株のデータベース管理
②自生地地主及び地域の方との話し合い
③保存用苗・株の栽培管理
④自生地毎の保全活動