活動紹介

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布えほん・おもちゃを作り始めてからは、もう20年以上になります。
いろいろな活動を経て 平成14年から「おはなしワニーズ」として活動をしております。
   

  メンバー27人(30才代~80才代)は、豊富な経験や特技(幼児教育・保育園・幼稚園・小学校等教師経験者も含め、
子どもや絵本・縫う事大好きな人達が集まって)、布えほんの手づくり、訪問活動でおはなし会を・遊び相手を、と、
出来る分野を連携プレーで支えあい、楽しく活動しています。

小学校(授業時間・朝読書・支援級も)を始め、こどもセンター、児童クラブ、保育園、幼稚園、養護学校、子育て支援、
高齢者サロンなどで、様々な訪問活動をしています。

相模原市立図書館から障害児のための「布えほん」の依頼制作や地域福祉のお手伝いなど、活動が拡がってきました。

  毎年8月の夏休み企画「ワニーズといっしょに布えほん・おもちゃであそぼ!」では、約300名の幼児から小学生・大人の方々が笑顔で楽しんでくださっています。

23年度は、読み聞かせボランティア大賞「夏目尚吾賞」(読書コミュニティネットワーク主催)を戴きました。
そのご縁で24年8月に、福島市へ出かけ「布えほん展」に来ていただいた方々と有意義な交流が出来ました。ケーキを楽しそうに飾る子・おはなしに聞き入る子どもの笑顔がすてきでした。
24年度も、読み聞かせボランティア大賞第3位「天栄村長賞」を戴きました。
24年11月福島県岩瀬郡天栄村にて行われた表彰式では、全国の「読み聞かせグループ」や児童文学者・絵本作家の先生方との交流、研修が行われ参加して参りました。

○活動を始めた動機
 最近は簡単におもちゃが手に入り、私たちの周りに溢れています。そんな中で、ワニーズの手作り布おもちゃや布絵本は、世界にたった一つしかないものです。  大切な「誰か」のために作りためたものが、母子の間の一つの役割を超えて、喜んでくださる不特定多数の方へ 温もりを届けるという役割を担いました。お母さんと子どもを結びつけ、一緒に楽しむための媒体でありたいと思い、布おもちゃや布絵本を提供する活動をしてきました。大人と子どもが楽しんで共有できる時間はとても大切だと考えるからです。
 大義名分を掲げて始めたボランティアではありません。いつのまにか、手作りおもちゃだけでなく、届けている会員一人一人も遊んでくださる方々を結ぶ媒体の一つとなり、「ボランティア」というジャンルに属することとなりました。
  作品紹介として始めたおはなし会ですが、布壁シアター・布絵本・エプロンシアターは、活字離れという時代に活字の読書の前段階として、幅広い方々に受け入れられ、読み聞かせが活動の中心になりつつあります.
  
○ 創意工夫をしている点と活動の広がり
 読み聞かせに使う 布壁シアター・布絵本・エプロンシアターには、おもちゃとして触って楽しむメリットに加え、視覚的に楽しみながら物語の世界を知ることができるというメリットもあります。
 特に、養護級や支援級の子供たちは、普通の読み聞かせでは集中できないことが多く、なかなかお話の世界に広がりません。
そんな時、主人公が動かせる絵本やしかけのページなどは、子供たちの興味を引いて自然に物語りの世界に引き込むことができます。
 また、自分で触ってみることで、指先の感覚を養い、五感を発達させると言っていただいています。 作品に直接ふれるなど、一方通行でなく見ている方も参加出来るプログラムを加えること、その日、その場の空気を大切に考えることを心がけています。
 毎年訪問する小学校では、高学年が布壁シアターを使って読み聞かせの練習をします。
小グループでの活動となりますが、皆が協力することで一つのお話ができるようになります。
グッズを提供した私たちも刺激を受け、子どもたちから学ぶこともしばしばです。
さきにも書いたように、「このようなスタイルのボランティアにしよう」と思って始めた活動ではありませんが、必要と思ってくださる方々に応じて形を変えることのできる自由な形のボランティアを続けていきたいと思っています。

 ワニーズは「ワニーズ」の活動を必要としてくださる方々と共に歩んで行きたいと考えています。より多くの方に「手づくり布えほん、おもちゃの温かい心を伝えたい」という気持ちで、これからもたくさんの方々と出会うことを楽しみに、作品作りとおはなし会活動を続けていきたいと思っています。

○作品は
1、会員オリジナル作品
2、ふきのとう文庫・のぐちみつよ先生(ぐるーぷ:もこもこ)池上依子先生(よこはま布えほんぐるーぷ)
のテキストや 講習会から制作したもの
3、絵本から布えほんに企画したもの(原作者から許諾を戴いています)
                                       
○ 作品数(概数) ほとんどが会員個人所有の作品です。
布えほん:180冊
布壁シアター:50点
エプロンシアター:70点
布おもちゃ:200点
保管は 代表宅(日常活動使用の作品)。