皆様一人一人のお力添えのおかげで2024年の撮影会が無事に終了、今年のすべての活動が9月で終了することができました。
心からお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
ここに、2024年の事業報告をお知らせいたします。
来年2025年も撮影会実現を向けて、多くの方にこの活動を応援してもらえるよう事務局始め関わって下さるスタッフ共々励んで参ります。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
プロジェクト目的
相模原市、近隣都市のひとり親家庭・経済的困難家庭・児童養護施設の子供達・保護者の方々を
対象とした『七五三・成人のお祝い・卒業袴』記念撮影会の支援実施
プロジェクト内容
対象者、その保護者の皆様に、お祝いの写真を残してもらう撮影会の実施。
着物レンタル、着付け、ヘアセット、撮影、台紙付き写真贈呈を行う。
また地域の社会問題への取り組み啓発のために地域ボランティアの受け入れ、説明会の実施を行う。


今年までの7年間で10回目行ってきた七五三・成人式撮影会in相模原市。
今年はご参加者さまからのご要望を受けて卒業式袴も追加いたしました。
撮影会前には技術スタッフ、学生ボランティアの皆様向けにボランティア説明会を開催。
この活動の趣旨や想い、どんなことを私たちが地域に対して行うのかを説明しました。
そして夏休み8月の2回の撮影会、9月28日に最終活動であるボランティア報告会も開きました。


ボランティア説明会にて、志しや活動の趣旨、ご参加者さまたちの声などを共有しているおかげで、スタッフ、ボランティアの方々のご参加者様への対応がとても明るく、親切に、そして自主的に動いてくれていることが、ご参加者様からの感想を見ても感じ取れるようになりました。
経済的格差なく、すべての子供達が社会の宝だということを、この活動を通して子供達や保護者の皆様、そして関わって下さるご支援者の皆様、地域社会に広く伝えていくとともに、一人一人のできることで互いを助け合うことの素晴らしい社会環境の一助になれば幸いに思います。
ご参加者様の声やストーリー
・子供の晴れ姿を見ることができて、実現させてあげられて胸がいっぱいでした。子供がとても喜んでいてそれを見ているのもすごく幸せでした
・皆さんがとても良くしてくださり、楽しい時間を過ごせました
・ヘアメイクは普段経験できないので、本人のテンションもどんどん上がっていきました

・映画のセットのようでした!嬉しすぎました。
・明るい雰囲気でたくさんのスタッフの方でおめでとうをたくさん言っていただいた
・背が高い子なのでなかなか無理かもしれないと思っていたのに自薦に色々聞いてくださり用意いただいていたことに感謝です

・多様な背景を持っている方々から感じ取ることができた「温かさ」が、忘れていたかけがえのない大切なものに触れることができた時間だった
・着物を着ての記念撮影を叶えることができないで悔しい思いをしている方々、我慢をしている子供たちがこんなにもいらっしゃるんだ!ということをご参加者様と話していて改めて実感しました。

ボランティアからの声
・一人で頑張れる!私もそう思って子育てしてきましたので、多くの保護者の涙や感激の声が身に染みて共感ができました。自分がかつて救われた分、このように地域の問題解決に今の自分がお役に立てることがうれしいです。


・多様な背景を持っている方々から感じ取ることができた「温かさ」が、忘れていたかけがえのない大切なものに触れることができた時間だった
・着物を着ての記念撮影を叶えることができないで悔しい思いをしている方々、我慢をしている子供たちがこんなにもいらっしゃるんだ!ということをご参加者様と話していて改めて実感しました。
・はじめ着物を着るのを嫌がっていた子供も、撮影の時にはノリノリで、着物を脱ぎたがらなくなっているのが印象的だった。伝承衣装にはひとを幸せにする不思議な力があるのだと感じた。
写真写真写真写真
・写真1つ撮るのにこれほど多くの人がかかわり、協力があって1枚が作り上げられることができました。
・着物という文化を通していろいろな出会いや喜びにつながっているんだということ
・子供を見守る親御さんがみんな優しそうな笑顔で、この取り組みは主役の子供だけではなくみんなを幸せにできるものだと気が付いた
2023年の活動実績
月 | 活動回数 | 活動内容 |
1月 | 4回 | ●2024 年実施に向けての事務局周り →助成金探し、スポンサー探し、事業説明、ホームページ更新 |
2月 | 4回 | ●2024 年実施に向けての事務局周り →助成金探し、事業説明、相模原市行政との打ち合わせ、ホームページ更新 |
3月 | 4回 | ●20234年実施に向けての事務局周り →助成金申請、事業説明、ホームページ更新,相模原市行政など後援依頼 |
4月 | 9回 | スポンサー探し、事業説明 大学へボランティア依頼 ホームページ更新 まちカフェMTG インスタグラム作成 |
5月 | 10回 | スポンサー探し、事業説明、ホームページ更新、大学へボランティア依頼 |
6月 | 10回 | スポンサー探し、事業説明、相模原市行政との打ち合わせ ●広報活動スタート チラシ制作 ●ホームページ更新 ●まちカフェ参加 |
7月 | 10回 | ●2023 年実施に向けての事務局周り →スポンサー探し、事業説明、 ●広報活動 チラシ配架 |
8月 | 15回 | ●撮影会準備、協賛品募集 まちカフェMTG ●広報活動 →新聞各社、ラジオ、地方紙、自治体、商店街 ●8月17日 ボランティア説明会 ●8月23日七五三・はたち・卒業撮影会1回目実施 (相模原市緑区合同庁舎 集団指導室) 七五三10名 はたち 6名 保護者 4名 ●撮影会2回目実施 (相模原市南区ユニコムプラザ 実習室)七五三10名 はたち10名 保護者10名 2024年撮影合計数50名 (内児童養護施設ご招待14名) |
9月 | 5回 | ホームページ更新, 各所お礼 写真加工、印刷、台紙準備、装飾梱包、発送作業 まちカフェMTG ●ボランティア報告会実施、反省会 |
10月 | 3回 | 報告書作成 まちカフェMTG D&I授賞式 ホームページ新設会議 |
11月 | 5回 | まちカフェ参加 チャリティー撮影会 |
12月 | 4回 | ●次年度計画 2025年実施のための行政打合せ 補助金申請準備 |
●効果
相模原緑区役所より、平日開催にしてほしいと相談を受けたので、今年は初めて夏休みに撮影会を開催。例年よりも早い段階で申し込みがあり、参加者の皆さんにも子供が家にいるときは仕事も抑えていることが多く、好評だった。来年からは夏休み最終週の開催を固定としていこうと考えている。
兄弟姉妹などのリターンや友達の経験談などでお申し込みをする方がより一層目立ってきた。活動の存在を知りながらも疎遠してお申込み至らない方々が、口コミによって徐々に撮影会に足を運んでくださる勇気は、この事業をもっと一般の方に知ってもらうようにすることが大事だと、広報活動をするよりもリアルに出ていくことが重要であるのかもしれない。
撮影会当日のみのボランティアにとどめるのではなく、学生ボランティア募集や説明会、報告反省会を実施することでスタッフ全体の士気があがる効果は証明された。支援対象者の環境問題把握、それぞれできることの考察、ご参加者様の声や出来上がり写真を見ることによって、地域問題に取り組む姿勢と改善方法など地域の力で話し合う時間がとれるようになった。スタッフの精神性が向上していることはご参加者さまからのアンケートを見ても、今年も明白になった。
子供の成長を日本の伝統衣装である着物で文化的にお祝いし、写真に残すことで、子供たち、そして保護者の方々の生きる勇気、頑張る力になっているということを現場の声、アンケートから感じる。地域の子供たちの成長を文化的支援で残すこの活動が親子の自己肯定感向上に影響することは確か。
衣食住、学習と遊び場以外の文化的応援は、必要な方々に勇気と希望、未来への自信につながる子育て支援として必要不可欠である。
相模原青年会議所からダイバーシティー&インクルージョンの活動として評価され、相模原を引率する優秀な試みをしているとして「理事長賞」頂いた。
衣食住、学習と遊び場以外の文化的応援が必要な方々に勇気と希望、未来への自信につながる子育て支援になって来ていると思います。

●課題
相模原全域から近隣都市からの参加者が増えてきているので、近隣都市との協力も求めていく必要がある。継続可能なシステムにするべく、ゆめの芽にてご縁を頂いたJCIさまのお力添えで、ホームページを地域企業からの協賛が生まれやすいものに変更相談をしている。
協賛だけではなく、撮影会開催以外に、チャリティー撮影会を開催して独自の資金集め活動をスタートさせるも、なかなか機能せず、1万円くらいの募金しか集まらなかった。独自に資金活動をするという点では着眼点はよいはずなので、やり方や告知の仕方を変えるべきなのかもしれない。
アンケート結果
●どちらでこの撮影会を知りましたか?
回覧板 7
施設 2
ユニコム1
口コミ紹介 11
チラシ 4
タウンニュース1
ホームページ1
公民館 1
●参加申し込み理由
・支援学級に通っていて一般写真館では無理だから
・シングルになり、できないことがあると諦めていた所に、素敵な支援があると知って。
・母の願い
・撮りたいと思っていたけど母にお願いしにくかったから(自分のアルバイト代で可能)
・記念になると思ったから 2
・家族の記念に残る体験をさせたかったので
・成人の写真を撮りたかったから
・節目は大事だから
・一般では高額過ぎて二人同時はあきらめていたから
・成人の時にこの支援会で着させてもらって、今回は卒業袴を着れていなかったから
・以前に上の子でお世話になり、今回は下の子もお世話になりたかったので 4
・経済的理由で諦めていたから 5
・3人目はもう無理だ・・・と思っていたところこういう取り組みがあるんだ!と知ってやってあげようという気持ちが爆発しました!
●参加していかがでしたか?
・皆さんに優しくしていただき、そしてクオリティーが高くて驚きました。
支援だから適当な安物と思って期待をせずに来ましたが、大切にしてくださっていることがとても伝わり、感動しています
・子供たちが自分主人公になっているのをみて嬉しかったです
・とてもよかったです!2歳児には大変なことかもしれなかったのに皆さんの応援で無事にできました!

・映画のセットのようでした!嬉しすぎました。
・明るい雰囲気でたくさんのスタッフの方でおめでとうをたくさん言っていただいた
・背が高い子なのでなかなか無理かもしれないと思っていたのに自薦に色々聞いてくださり用意いただいていたことに感謝です
・素晴らしい活動
・とてもよかった!きょうだいの時もお願いします!

お子様にお聞きします。日本の伝統衣装で成長の記念撮影を残すことをどう思いましたか?
・着物を自分で選んで着れたことは嬉しかった
・日本を知って体験するのに良い機会になっていると思う
・体験してみて思ったのは残すべき文化ということ
・自分の存在を認められる機会になると思う
・かっこいい文化だと思う
・着物が好きになりました。袖ってあんなに長いのですね!
・とても素敵なことで幸せでした
・伝統衣装があるからこそ日本人としてのアイデンティティを思い出し意識することができた!
・人生の中でこの機会がないと撮らなかったと思う。思い出に残る良い時間
・日本を感じられて日本人でよかったな、素敵な文化だなと思ったみたいです
・日本人として母国のリスペクトや愛着を感じられるから
⑥保護者の方にお聞きします。ご自身が子供の時に家族は着物でのお祝いはいつでしたか?
着物でのお祝いはなかった 3
初宮参りの時着物だった 6
七五三の時親も自分も着物だった 15
七五三の時自分だけ着物だった 9
卒業式の時 4
入学式の時 5
成人の時 10
後援
・相模原市
・相模原教育委員会
・相模原自治会連合会(回覧板にて掲載いただきました)
メディア掲載
・タウンニュース
・地域新聞
2024年 事業報告書提出先
●後援の相模原市、教育委員会、自治会連合会
●社会福祉法人相模原市社会福祉協議会
●相模原市市民・行政協同運営型市民ファンドゆめの芽
●さがみはら南区まちづくり事業ユニコムプラザ
ご協力企業様・団体様・個人の皆様
・相模原柴胡ロータリークラブ様 (金30万)
・中華料理「道」様(金1万)
・タジマヤ 相模原市店様 (子供たちへのプレゼントお菓子とドリンク寄贈)
・(有)クリエートデザイン製作所 丸山和加恵様(金1万)
・株式会社 アジアトレーディング 専務取締役 九嶋俊彦様(金1万)
・株式会社 プーズネット様(金1万)
・秋石利江様(金1万)
・株式会社デスケル(ホームページリニューアル)
・魔耶写真館(衣装・ヘアメイク人材・撮影技術)
・出張着付け、着付け教室のキモノワールドライフ(衣装・人材・着付技術)
・公益社団法人 相模原青年会議所
・一般社団法人相模原市ひとり親家庭福祉協議会
・公益社団法人 相模原・町田大学地域コンソーシアム
・さがみはら市民活動サポートセンター
・まちだ市民協働 まちカフェ
・東京工芸大学
・青山学院大学
*その他個人の多くの皆様からもご支援をいただきました。

チラシ配架ご協力公共施設
・相模原市内 全ての児童館
・相模原市内 全ての子供センター
・相模原市内 全ての公民館
・相模原市内 全ての図書館
・相模原市内 全てのまちづくりセンター
・サンエールさがみはら
・相模原市男女共同参画推進センター ソレイユさがみ
・相模原市立 市民・大学交流センター ユニコムプラザさがみはら
・さがみはら市民活動サポートセンター
・青少年学習センター
・高見保育園
着物等寄付
・「手仕事工房きまぐれうさぎ」主催 大久保邦子様髪飾り
2025年お祝い撮影会実施に向けてのお願い
『着物de文化フォト未来事業』は多くの皆様の暖かい寄付にて毎年撮影会が開催できています。困難な社会の中でも子供達の笑顔と希望が未来に咲くようご支援いただける個人様、企業様、団体様はどうぞ下記までご連絡いただけますようどうぞ宜しくお願い申し上げます。
kimonofoto.mirai@gmail.com 電話:042-776-5355(魔耶写真館内 事務局)
11月30日 募金型チャリティー撮影会どうぞお越しください
チラシ写真 チラシ写真チラシ写真
【内容】
募金型の和婚礼衣装・おしゃれ着物チャリティー撮影会
【日程】
11月30日
10:15~16:00
*和婚礼衣装をご希望の方のみ(募金一口1万~)事前予約(限定10組様のみ)
【場所】町田市まちだ市役所内 まちカフェフィスティバル2階踊り場
【内容】
・簡単ヘアアレンジ(ヘア飾り付き)
・和装婚礼衣装またはおしゃれ着物 レンタル
・骨格スタイリング着付
・撮影
・撮影小物レンタル貸出し
*おしゃれ着物撮影の方はそのまま「まちカフェフィスティバル」会場内を1時間お着物で楽しんでいただけます。
*和婚礼衣装の方は事前ご予約が必須となります(限定10名様のみ)
【募金ご協力内容】
・和婚礼衣装 一口1万円~
・おしゃれ着物大人 一口3千円~
・小学生と中学生 一口500円~
・未就学児 一口100円~
*当日現金にて募金くださいますようどうぞよろしくお願い申し上げます。
【お申し込み先】
kimonofoto.mirai@gmail.com または042-776-5355(魔耶写真館内事務局 *『着物de文化フォト未来事業のチャリティー着物撮影会の件で』 とお伝えください)