活動報告 2024

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2024  4月21日

第26回定期総会(2024年度)

令和6年4月21日にあじさい会館6階展示室で本年度定期総会が開催されました。
来賓に相模原市危機管理課長の渡邊健太郎様、相模原市自治会連合会会長の竹田幹夫様を
お迎えしご挨拶頂きました。また渡邊様には相模原市長 本村賢太郎様のご挨拶を代読
頂きました。議事進行を大槻和弘様にお願いし、2023年度活動報告、決算報告(及び監査報告)、
2024年度活動計画、予算案、役員の承認が滞りなく行われました。

また、総会終了後に会員の活動報告として元旦の能登半島地震における災害救援ボランティア
活動の報告が行われました。

2024 5月25日

災害ボランティア入門講座

災害時に災害救援ボランティア活動をして頂く方のための入門講座をあじさい会館で行いました。

  • ボランティア活動全般の基礎知識
  • 災害救援ボランティアとは(災害ボランティア活動の目的・内容・種類、ボランティアをする上で必要なスキル、活動のメリットなど)
  • 災害ボランティアセンターとは(災害ボランティアの代表的な活動先として紹介、相模原市災害ボラセンについて、ICTについて)
  • SSVNの活動紹介(平時の活動)、相模原市の被災時の体制(市社協とSSVNの連携)

などの講義の後、会員3名による実際の活動報告が行われました。

19名の参加が有り、具体的な事例報告に好意的な意見を頂いた中、限られた時間内でどの様にテーマを絞っていくのか課題も残りました。

2024 6月10日

みんないいひと講座

コロナ騒動五類移行後、久々の出前講座依頼が相武台中学校からあり、6月10日(月)
13:30分より、市社協の企画に基づき、中学1年生36名と他の団体と共に共同開催された。
SSVNスタッフ4名も参加して、当日は梅雨入りまじかの、雲間から薄日差す
蒸し暑い陽気であったが、生徒達は日頃なじみのない災害現場のビデオ映像を
目を丸くしてジートかたづを飲んで、珍しそうに視聴していた。
その後、校庭に出ての避難テント設営訓練には、ロープワークの結び方に戸惑いを感じなが
ら、性格が内気でなかなか仲間に入れない生徒や、立ちすくむ手も出せない生徒達に特に配慮し、
目配りしながら、何んとか二張りのテントを張り終えた頃には、生徒達もすっかり雰囲気に、
慣れてきた様子で、テント内に入ってガヤガヤはしゃぐ様子を拝見して、ほっとした。
                                     (藤田記)

2024 8月4日

災害ボランティアセンター立ち上げ訓練

市社協(相模原市社会福祉協議会)との共催で、市民会館をお借りして行いました。

最近多くの災害救援ボランティアセンターで導入が進んでいるICTを利用した立ち上げ訓練です。目的は

  • 災害救援ボランティアセンターにおける活動者と運営スタッフの両方の視点での訓練を通じて、ICT
    (情報通信技術)を活用したセンターの受付から報告の流れを学ぶ
  • 災害救援ボランティアセンターの運営スタッフとして活動する際に、活用する可能性が高いKintone
    (キントーン)について理解を深める

Kintoneの導入により

  • 情報管理の効率化や紙の削減など、今までの災害救援ボランティアセンターの事務面での負担軽減を図れる
  • 手続きの簡素化により活動前後のボランティアの待機時間を削減できる
  • ニーズの対応状況に合わせて、ボランティアの募集人数をあらかじめ絞り込むことが出来る
  • スマートフォンやタブレットを使って、現地捜査等の結果や写真を即座にアプリ上に反映出来るため、情報共有がしやすい

などのメリットが期待できます。

当日は、受付からオリエンテーション、マッチング、活動報告等の作業の体験訓練を行いました。

8名の会員参加が有り、皆さん積極的に作業にあたり成果の見える訓練になりました。今回は皆さんのスマートフォンへの登録がスムーズに行えましたが、実際の現場活動ではスマートフォンの扱いに慣れない方への対応に留意が必要と認識出来ました。

2024 9月15日

会員スキルアップ研修

「ブルーシートテント作り」と「ロープワーク」の実習
目的:会員を対象に、災害時や平時の活動に必要な知識や技術を身に付けることを目的とする。
日時:令和6年9月15日(日)午後1時30分~4時30分
場所:あじさい会館6階ボランティア活動室
始めに、今回使う「リーフ・ノット(本結び)」、「トートライン・ヒッチ(自在結び)」、「クローブ・ヒッチ(巻結び)」の練習後、ポイント指導を受けながらブルーシートを使って
チームで仮設テントを設営しました。夏型と冬型の工夫に驚きました。
災害の現場ではもちろん、福祉体験講座で中学生に教えたり、防災知識として市民の皆さ
んに啓発する場面で役立つとの事なのでその時に備えて繰り返しの練習が必要だと思いま
した。(池田記)

2024 10月6日

さがみはら市民活動フェスタ(サポセンフェスタ)

淵野辺公園 中央広場で行われたフェスタに参加しました。36の市民活動団体がブースを出し各種の展示が有り、我々は綿あめとホットコーヒーを提供し 時間によっては行列ができるほど盛況でした。またSSVNのチラシを配布して活動を紹介しました。

2024 10月20日

双葉小学校避難所指定7自治会合同自主防災訓練

  • 合同自主防災訓練の目的

  これまで阪神淡路大震災・中越地震・東日本大震災・能登半島地震など大規模な地震が発生し、甚大な被害に見舞われている。国・県・市ではこの様な災害の教訓から防災計画を見直し対策を行ってきた。本市においても南海トラフ巨大地震の発生が懸念される中、私達の住む近隣や地区、関係自主防災隊が連携・協調し、平時にできる災害対策を充実しなければならない。25回目となる今年度は一般市民の防災意識を高揚させる為の啓発訓練を実施し、地域の更なる防災対応力の向上を期し合同防災訓練を実施する。

  • 訓練項目

 避難誘導訓練、情報連絡訓練、初期消火訓練、救出救助訓練、応急救護訓練、要支援者支援訓練、起震車体験訓練、煙体験訓練、防災ワークショップ

相模原市消防局、陸上自衛隊の協力を得て、大野地区2自治会、大野中地区1自治体、相模台地区4自治体から約500名の参加が有り、SSVは防災ワークショップの一つとして災害ボランティアの被災地報告を行いました。ボランティア活動に関する具体的な質問もあり有意義なワークショップになりました。

2024 10月26日

災害ボランティアコーディネーター養成講座

市民会館3階 第一中会議室で6名の参加者がありました。プログラムは

・SSVNの紹介、市社会福祉協議会との連携

・ボランティアの基礎、災害ボランティアとは

・災害ボランティアセンターの機能と位置づけ

・スマホを使った災害ボランティアセンター運用の体験

・事例対応シミュレーション(ニーズ対応の考え方)

午前中の座学の後、午後は実際にススマホを利用してQRコードの読み取り練習を通じて 実際の災害ボランティアセンターでの受付から、マッチング、送り出し、活動報告までの流れを体験します。講座後のアンケートからは災害ボランティアセンターの運営について理解を深めることが出来た、より広い世代にSSVNの活動を広めてほしい等のコメントのほか、参加者が少なかったのが残念だったとのご意見を頂きました。

2024 12月15

スキルアップ研修

今回の研修は、「足湯」をテーマにしたものです。

東洋医学をにした足湯は発汗による新陳代謝の活性化、弛緩による睡眠の促進など、実際に体に効果をもたらすと言われています。本場の中国では「日々、足湯を行えば薬にも勝る」ということわざがあります。避難所や応急仮設住宅など足湯行う場所によって、さまざまに状況は変化し、アンケート調査では現れない日々刻々と変わっていく被災者の本音が垣間見える機会でもあります。
温かいお湯の力と触れ合う人の温もりと話をしても良い雰囲気、聴いてくれるボランティアが被災者の心を研ぎほぐしポツリポツリとつぶやきが漏れ出てきます。(震災がつなぐ全国ネットワーク 足湯より) そこで相模原ボランティア協会の傾聴委員会にお願いして 傾聴の基本姿勢や聞くテクニック(あいづち・うなずき・ミラーリング、モデリングなど)、話しはじめ、会話が途切れた時の対応などを、お話しして頂きました。また「風呂師ちあき」さんをお招きして災害現場における足湯の実際の活動、注意点などの実務経験を披露頂き 実際に足湯を体験しながら声掛け、手のひら、指のもみほぐし等を通じてリラックスしてもらうための体験をしました。