野生鳥獣は、「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護管理法)」により、原則として捕獲できません。
動きが活発になる春から秋に、鳥獣を見掛けたときの代表的な対策を紹介します。

◎野生の鳥たち
1.カラスに注意!
 ひなを守るために威嚇・攻撃することがあります。近くを歩くときは帽子や傘で身を守りましょう。
2.ひなを拾わないで!
 巣立ち直後のひなは上手に飛べず、地面に降りることがあります。拾ったりせずにそのままにするか、猫などに襲われる恐れがある場合は、近くの木の枝先などに止まらせておきましょう。
3.餌をあげないで!
 野鳥は本来、草や樹木の種子・芽など自然のものを食べる生き物です。野鳥に餌をあげると個体数が過大に増加したり、人を恐れなくなったりするだけでなく、悪臭や衛生・生活環境の悪化などを招く恐れがあります。
4.傷ついたり、弱ったりしている動物を見掛けたときは
 けがをした野生動物は、県自然環境保全センター(厚木市七沢657 電話046-248-0323)で保護しています。
※市の施設で保護することはできません。

◎野生の動物にすみ着かれたら
 野生の動物が屋根裏や軒下にすみ着いた、夜中に動物の足音が聞こえるなどの生活被害を防ぐためには、木酢液やミント、煙による殺虫剤を使用した建物からの追い出しや、侵入口をふさぐ、生活環境を清潔に保つなど寄せ付けない対策が必要です。

このような対策をしても被害に困っている場合、住んでいる地区の担当課へお問い合わせください。
緑区(橋本・大沢地区)、中央区、南区 水みどり環境課 電話042-769-8242
城山・津久井・相模湖・藤野地区 津久井地域環境課 電話042-780-1404

◎クマに注意!
 市内の山中にはクマが生息しています。クマが出没する可能性がある山間地に行く時は、次のような対策を十分に行ってください。
クマに出合わないようにしましょう
●できるだけ山に入らない
●クマが活発に行動する朝夕や霧が出ている時を避ける
●鈴、笛、ラジオなど音がするものを身に着け、2人以上で行動する

クマを引き寄せないように注意しましょう
●野山に生ごみを捨てたり、野生動物に餌を与えたりしない
●生ごみや廃棄果樹、野菜などを適切に処理する

もしもクマに出合ってしまった場合には
●慌てて立ち上がったり、大声を上げて騒いだり、物を投げ付けたりして、クマを刺激しない
●クマに向き合ったまま、動きを見ながらゆっくり後退する。クマに背中を見せて走って逃げない

クマを目撃、または痕跡を発見したら
津久井地域環境課 042-780-1404 
津久井警察署 042-780-0110