育児では、体を休める、話を聞いてもらう、適度に手を抜くなど、頑張り過ぎないことがコツ。
周りの手助けを受けたり、サービスを利用したりしながら、子育てする方法を紹介します。

育児は思うようにいかないことが多いもの…だからこそ、みんなで協力していこう!
<分担する>
育児も、食事の準備や片付けなどの家事と一緒で、パパ・ママどちらかの負担ではなく、家族みんなで行う体制にする
①サービスを利用する
 宅配サービスや、子どもの送迎等に使えるファミリー・サポート・センターなど、民間のサービスや公的支援などを活用する
②便利な家電を使う
 食洗機やロボット掃除機、乾燥機付き洗濯機、電気圧力鍋などの家電で家事負担を減らす
③思いやり
 家族だからこそ、より意識して、声掛けなどの感謝や、ねぎらいの言葉などの気遣いを忘れずに
<市内のパパ・ママに聞きました>
〇「体、大丈夫?」の一言がうれしかった(南区在住 1児ママ)
〇「洗濯したよ」と率先してやってくれて助かった(南区在住 2児ママ)
〇頼ってくれてうれしかった(中央区在住 1児パパ)

<おじいちゃん・おばあちゃんへ>
■育児の今を知ろう
・「頑張っているね」など、ねぎらいの声を掛ける
今と昔では子育ても変化しています
例えば…
昔 泣くたびに抱っこをしたら抱き癖が付くから抱っこばかりしない
今 抱っこをすることで赤ちゃんが愛されていると感じるので、たくさん抱っこする

昔 3・4カ月の時期に離乳食の準備(味慣らし・スプーン慣らし)として果汁やスープを与える
今 湯上がりの水分も母乳・ミルクで十分。また、はちみつは1歳を過ぎるまで与えない

昔 離乳食は大人がかみ砕いた食べ物を与える。箸やスプーンを共有する
今 大人の口から虫歯菌がうつることが分かった。周囲の大人は虫歯を治療し、箸やスプーンを共有しない など

〇パパやママに聞いてから手助けすると安心だね(南区在住 3人の孫がいる祖父)

<周りの人へ>
応援の気持ちを形にしよう
例えば…
・エレベーターなどで、子連れの人が困っていたら声を掛ける
・赤ちゃんが泣いていても、温かく見守る
・電車やバスで、席を譲る など

<パパ友・ママ友へ>
お互いに分かち合う
・気持ちの共感
・子ども同士を遊ばせる
・遊び場などの情報交換 など

〇ずっと赤ちゃんと2人だから大人と会話するのが息抜きになった(緑区在住 3児ママ)

<行政もサポート>
●母子健康手帳交付
 保健師と面談をしながら「さがみはら妊娠出産子育てプラン」を作成
●ハロー・マザークラス
 出産・育児についての知識の習得や、沐浴(もくよく)の体験、仲間づくりができる
●母子保健型利用者支援
 担当の保健師が産前・産後の期間を定期的にサポート
●4カ月児健康診査
 成長の確認や、育児相談ができる

〇健診のときに、いろいろ相談できてよかった(緑区在住 1児パパ)

<パパ友・ママ友欲しいなぁ>
そんな時は
●子育て広場
 親子が気軽に集い、交流できる場として開設
・子育て広場緑のおうち(緑区橋本台)
・バンビのぽれぽれ広場(中央区鹿沼台)
・かみみぞひだまり(中央区上溝)
・子育て広場たんと(南区相模大野)
※本紙9面にイベント情報を掲載
そのほか、各こどもセンターや、保育園などでも開催しています。

●産婦健康診査・産後ケア事業(後述)
●こんにちは赤ちゃん事業
 保健師などの専門職が家に訪問して、体重測定や育児相談を実施
〇体重の増加が気になっていたので赤ちゃん訪問を待ってました(中央区在住2児ママ)

●離乳食教室
 離乳食初期・中期に合わせた講座
●子育てきずなメール
 子どもが3歳になるまで、成長に合わせたアドバイスがLINEで届く!
※LINEになりました。メールによる配信は3月末で終了
●電子母子手帳アプリ『さがプリコ』
 子どもの成長記録や、子育てイベントなどの情報を配信!

☆ほかのサポートなど詳しくは市HPへ
※新型コロナウイルス感染症の影響に配慮し、内容を一部変更して開催しているものがあります