相模原市の冒険遊び場「銀河の森プレイパーク」を運営するNPO法人KIDSからお知らせ。
1回目の緊急事態宣言時、幼稚園、小中高大学が休校となり、全国の冒険遊び場も開園し続けたところは極少数だったであろう中、開園し続けた川崎市子ども夢パーク。その夢パーク所長で、認定NPO法人フリースペースたまりば・理事長 西野博之 さんを講師に迎えての講演会です。
日時⇒2月13日(土)14:00~16:00
参加費⇒500円
※当日リアルタイムで聴けない方も参加申し込みすれば後日YouTube配信いたします。
申込⇒https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/012nmy11cvm4k.html

西野さんのお話によると、小1から中3までの学年で、現在いじめが1番多いのは小学2年生。
早期教育の低年齢化と共にいじめや暴力行為は低年齢化し、中高生のいじめは減っているけれどストレスから自傷行為や不登校と自分自身へ向かっているそうです。
「不登校、うちの子は関係ないかな。」と言う親御さんは多いけれど、問題の起きる年齢層が広がり、ましてやコロナ禍で以前にも増して誰にでも起こり得ることとなってしまいました。
「子どもたちは初めから学校を拒否してる訳ではなく、ほんとは学校に行きたいのにどうしても行けなくて苦しんでるのにSOSを出す方法を知らない。
そんな子どもたちに「早く学校へ行きなさい」という大人の言葉はどれだけ的外れで子どもを追い詰めているのか。」と言う西野さん。
子どもたちは自分の心(いのち)を守るために不登校になり、自分で自分を一生懸命守っているのかもしれません。
そして、新型コロナウイルスの感染拡大により、世界中が目に見えない恐怖に翻弄されている現在。
不安なのは大人だけでなく、子どもたちの不安は計り知れません。
警察庁の自殺統計によると、昨年1月~11月の間、女性の自死の増加と共に小中高生の自死は440人を超え、1980年以降最多となりました。

「生きてるだけですごいんだ!」
西野さんの書籍「居場所の力」のサブコピーでもあるこの言葉は、不登校でも引きこもりでも生きてるだけですごいことだよね!って意味だけれど
コロナ禍によってこの言葉は誰にとってもより身近に迫ったものとなりました。
勉強できなくても、運動できなくても、不登校でも、引きこもりでも、あなたが生きていてくれるだけで嬉しい!って心から思います。
今後、教育はさらにICT化が進み、オンライン授業や教室の中でパソコン画面を見ながら、実体験の少ないまま大きくなっていく子どもたちが増えていくでしょう。
四季の移り変わりを肌で感じながら仲間と遊び育つ機会は減り、パソコンの画面で何でも分かった気になってしまう子どもが増えていく社会は、人の心を思いやれない虚しい社会になるのでは?と危機感を覚えます。
(冒険遊び場プレーパークの役割が更に重要な社会になるのかな?)
不安な社会状況の中、親として我が子とどう向き合い、守っていけるのか?
そして、どんな状況であっても子どもが誰にも気兼ねせずSOSを出せる環境を地域の中にどうつくっていけばいいのか?
「うちの子はまだ小さいから」と言う親御さんも
「学校のシステムでは対応が難しい」と言う教員の方や教師を目指す学生さんも
地域の中の子どもの居場所づくりを頑張っている方も
子どもと関わる全ての大人の皆さんを対象に西野さんのお話を伺います。
ぜひ!ご参加ください。