近年の台風の巨大化や集中豪雨などに対応するため、令和元年から運用している警戒レベルに関連する「避難情報」が変更されました。
この機会に、皆さんの風水害に対する日頃の備えを、改めて見直しませんか。
災害への備え
https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/kurashi/bousai/1008638/index.html

◎避難情報が変更
「避難指示」で全員避難!「避難勧告」は廃止
令和元年東日本台風などでは、「避難勧告」と「避難指示(緊急)」の違いが分かりづらく、逃げ遅れによる被災も発生しました。
この教訓を踏まえ、これまでの避難情報が変わります。

警戒レベル1
早期注意情報(気象庁)
災害への心構えを高める

警戒レベル2
大雨・洪水注意報(気象庁)
自らの避難行動を確認

警戒レベル3
避難情報
避難準備・高齢者等避難開始
変更後
高齢者等避難
避難に時間のかかる高齢者や障害のある人は、警戒レベル3高齢者等避難で危険な場所から避難しましょう。

警戒レベル4
●避難指示(緊急)
●避難勧告
変更後
避難指示
警戒レベル4避難指示で危険な場所から全員避難しましょう。
避難勧告は廃止です。

【レベル4までに必ず避難!】

警戒レベル5
災害発生情報(発生を確認したときに発令)
変更後
緊急安全確保
すでに安全な避難ができず命が危険な状況。
警戒レベル5緊急安全確保の発令を待ってはいけません!

◎マイ・タイムラインで備えよう
台風や低気圧は、事前に来ることが分かるので、備えることができます。風水害の備えに役立つ「マイ・タイムライン」を作ってみましょう。

《マイ・タイムラインとは》
皆さん一人ひとりがどのように行動するかを時間がたつ順番で整理した「防災行動計画」のことです。
あらかじめ作成をしておくことで、いざというときに慌てずに行動することができます。
①自宅(周辺)の状況を知る
ハザードマップは、崖や川のそばなどに住んでいる人に配布しています。持っていない人は、市HPまたは危機管理課へ
「さがみはら防災マップ」
https://www.arcgis.com/apps/webappviewer/index.html?id=e0f12e9ebfaa46b79f8c61e962fea2d0

②避難する場所を確認する
万が一のときに、自分や家族が、どこに避難をするかをあらかじめ考えておきましょう。
新型コロナウイルス感染症対策のため、できるだけ分散避難(風水害時避難場所以外への避難)を優先しましょう。

■どこに避難するかをフローチャートで考えよう
1.スタート
まずはハザードマップを見て確認!自宅は安全?
∇はい
在宅避難
備蓄品などを用意する
∇いいえ
安全な親戚や知人宅はある?
∇はい
親戚や知人宅に避難
食料品や日用品を持っていく
∇いいえ
風水害時避難場所へ避難
食料品や日用品を持っていく
※風水害時避難場所に特別な備えはありません。
2.これが目印
「風水害時避難場所」とよく混同する「避難所」は、災害が去ったあとに自宅が倒壊するなどして住めなくなったときに生活をする場所です。
3.身近な風水害時避難場所を調べよう
4.普段から備蓄品を準備しましょう
電気や水道などが止まっても在宅避難ができるように、食料品や日用品など必要なものを、3日分以上備蓄しましょう。
※賞味期限や消費期限は定期的に点検しましょう。
例えば・・・断水時に役立つ備蓄品
飲料水
水を使わないレトルト食品
簡易トイレ
乳幼児用液体ミルク
手指消毒液

◎ペットを連れての避難について
ペットと一緒に避難するには、条件があります。
事前に確認して、準備をしておきましょう。

③避難の目安を考える
災害時には、次のようなさまざまな方法で気象情報や避難情報などをお知らせしています。
あらかじめ気象情報などの入手方法を確認し、自分や家族の状況に合った避難のタイミングを決めておきましょう。

さがみはらメールマガジン「防災」(防災メール)
ひばり放送テレホンサービス 電話0180-994-839
FM HOT 839(エフエムさがみ)(83.9MHz)
テレビ神奈川(tvk)データ放送(地デジ3ch、リモコンdボタン)
Yahoo!防災速報(防災アプリ)
市LINE公式アカウント
アカウント名:相模原市
LINE ID:@sagamihara_city

④非常用持出品の用意をする
いつでも持ち出せる場所に備えておきましょう。
例・・・
非常食料(乾パン、缶詰、レトルト食品)
感染症対策用品(マスク、消毒薬、体温計など)
その他、個人の事情に合わせた物品(常備薬、乳幼児用品など)

⑤避難を完了するまでの行動を書き出す
①~④で考えたことを基に、マイ・タイムラインシートを完成させましょう!

《随時募集》災害時の生活用水として利用できるよう井戸を持っている人はご協力を
相模原市には、個人などが所有している井戸を、災害時に地域住民の生活用水(飲料水以外の水)として利用する「市災害時協力井戸登録制度があります。
災害時に備えて、地域全体での助け合いにご協力ください。
■登録できる井戸の条件
・井戸を使用中で、今後も引き続き使用する
・災害時に地域住民などに無償で井戸水を提供できる
・井戸水をくみ上げるためのポンプ(電動・手動)や、つるべなどがある
・地域住民に井戸の所在地を周知することを承知できる など