5月11日

今日の給食はかつおの南蛮漬、和風サラダ、ひじきと豚肉の煮物、いももち、ごはん、牛乳です。

今日の注目食材は「かつお」です。
かつおは、初夏と秋の年2回旬を迎えます。初夏のかつおは「初がつお」といい、南の暖かい海で冬を過ごしたかつおが、えさを求めて太平洋を北に向かって泳ぐもので、さっぱりとした味わいが特徴です。一方で秋のかつおは「戻りがつお」といい、十分にえさを食べて丸々と太ったかつおが産卵のために南下するもので、脂がたっぷりのっています。
「初がつお」は、初夏の訪れを告げるものとして親しまれてきました。「目には青葉 山ほととぎす 初がつお」という江戸時代の俳句がありますが、初物を好む江戸っ子は初夏のかつおを大切にし、夏の訪れを感じていたそうです。
今日は旬のかつおを揚げて、さっぱりとした南蛮たれを合わせました。苦手な人も多いお魚ですが、ひと口でも食べて、夏の訪れを感じてもらえたら嬉しいです。

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