運動と乳酸について

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運動すると乳酸が身体のなかで作り出されます。従来は「乳酸=疲れの原因」と考えられてきました。%e3%82%ad%e3%83%a3%e3%83%97%e3%83%81%e3%83%a3%e3%83%bc
が、それは間違いで乳酸は身体のなかで糖をグリコーゲンというエネルギー源に変える過程で生まれることが分かってきたのです。

つまり「乳酸=疲れの原因」ではないのですが、乳酸がたまっているということは、「疲れている状態」ということなので、疲れがない状態にするには、乳酸を減らす必要があります。・・・これが、最近の学説らしいです。

運動直後は、体内のエネルギー源である「グリコーゲン」は減っています。

それにともない、筋タンパク(筋肉)や体脂肪は分解され、エネルギーとして利用されている状態です。運動により生まれた乳酸もエネルギーとして利用されています。

このときに米や小麦に含まれる「デンプン(ブドウ糖)」を摂取すると、「インスリン」というホルモンが分泌され、乳酸の利用が止まります。つまり、減らすべき乳酸が残ったままになってしまいます。

そのため、運動直後はデンプンを摂らない方が疲れが残りにくいと考えられます。
しかし、身体作りをする上では「デンプン(ブドウ糖)」は必要です。

そこで、まず運動直後は水分摂取をしっかりおこなうことで、乳酸の利用を促しましょう。

そして、運動直後から30分後ぐらいを目安に「デンプン(ブドウ糖)」を食べることで、身体作りを進めていくことができます。