れっつごー! 日本の名城散歩(国宝5天守編)

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日本のお城に興味のある方と感動や情報を共有したり、この記事を見てお城に興味を持ってもらえる方が増えたらと思い、私が3~4年前より始めた趣味の「日本の城郭・城跡巡り」より、今までに訪問した「日本100名城」、「続日本100名城」を中心にテーマを選びご紹介していきたいと思います。
初回は、「日本100名城」のうち、「国宝5天守」についてご紹介いたします。
昨今の新型コロナ事情により遠出がままならないご時世の中、ほんの少しでも旅行した気分になっていただけるよう、最後に「Google Earth」を使用した動画もありますのでお楽しみください。

また、全200城すべてを巡ったわけではないため、訪問していないお城については書籍等を基にしたご紹介になることや、感想等は私の独断と偏見であることをご容赦ください。

日本100名城とは
平成18年に「財団法人 日本城郭協会」という機関が、専門家による選定会議などにより、
以下の基準で日本全国の城郭・城跡の中から100城を選定したものです。

  • 優れた文化財・史跡であること
  • 著名な歴史の舞台であること
  • 時代・地域の代表であること

国宝5天守とは
日本100名城のうち、天守が国宝に指定されているものです。

  1. 松本城
  2. 犬山城
  3. 彦根城
  4. 姫路城
  5. 松江城   ※私は、1~4まで訪問しています。

「あれぇ~ “大阪城”や“名古屋城”にも立派な天守があるのになぜ入っていないのぉ~」と疑問を持たれる方もいらっしゃるかとは思いますが、実はお城の天守は以下のように分類されており、
国宝は「現存天守」の中から選ばれているためです。

・「現存天守」:江戸時代以前から残っている天守。西南戦争、第二次世界大戦により8城が消失し、現在は12天守だけが残されている。(=現存12天守)

・「復元天守」:当時の図面や文書記録などに基づき、建材、構造、工法などについて忠実に復元した 天守。「木造復元天守」「外観復元天守」と区別する場合もある。(☚ 名古屋城)

・「復興天守」:天守はあったものの、資料不足により規模や意匠に推定部分があり、正確に復元できていない。または、再建時に改変してしまった天守。(☚ 大阪城)

・「模擬天守」:天守が建てられたことがない。または、天守の存在が不明な城に建てられた天守。

 

では、前置きはこれくらいにして、本題の「日本の名城散歩(国宝5天守編)」を始めるとしましょう。

 

《1.松本城》  長野県松本市

【訪問記】 訪問日:2016年9月

天守としては珍しく、壁が「黒漆塗り」となっています。見た瞬間、「カッコいい~」と思わず呟いてしまいました。訪問時はあいにくの曇り空でしたが、快晴だったら「映(バエ)たことだろうなぁ~」(笑)。
また、本来要塞であるべきお城にしては珍しく、「月見櫓(天守の朱塗り欄干がある部分。築城後江戸時代に増築された部分とのこと)」という解放的な場所があるのも見どころの一つかと思います。私が好きなお城の一つです。
JR松本駅から散歩気分で行ける範囲にあり、お手軽に行けるお城の一つではと思います。

 

《2.犬山城》  愛知県犬山市

【訪問記】 訪問日:2017年9月

このお城の珍しいところは、2004年(平成16年)まで、個人(成瀬家)の所有物であったことでしょうか。お城は、木曽川沿いの小高い丘の上にあり、関ヶ原の合戦では、西軍の重要拠点であったとのこと。天守は望楼型という造りで、最上階に周囲を見渡せる回り廊下があり、“木曽川”、“その対岸地域”、“犬山の城下町”を眺めることができ、にわか城主になったような気分になりました。「絶景かなぁ~(雨模様でしたが…(涙))」

 

 

 

《3.彦根城》  滋賀県彦根市

【訪問記】 訪問日:2017年11月

大河ドラマで有名となった「井伊直虎」家系の「彦根藩・井伊家」のお城です。(直虎は静岡県奥浜松ですが)比較的こじんまりとした天守ですが、見た目の印象とは異なり、戦うことをかなり意識した作り(隠狭間等)になっていた印象です。
(隠狭間(かくしざま):表からは見えない弓矢や鉄砲などを撃つ窓。使用時は、蓋を開けたり、壁を壊すとのこと)
訪問時は、紅葉の真っ盛りで、天守との競演は素晴らしいものでした。また、当時は夜間にライトアップが行われており、昼間とは違う幻想的な雰囲気を醸し出していました。

 

 

《4.姫路城》  兵庫県姫路市

【訪問記】 訪問日:2018年9月

言わずと知れたお城ですが、とにかく「大きい」「広い」「美しい」です。見所も多数あり、天守に行きつくまでの数多くの「門」も、それぞれの作りや防御の仕組みに違いがあり、見ていて飽きませんでした。世界遺産にもなっているお城であることを実感できました。
中には、時代劇のロケで使われる「将軍坂」という場所もあります。殿様になった気分で歩くのも一興かもしれません。(ドン、ドン、ドン(太鼓の音)殿のおなぁ~り(笑))
また、第二次世界大戦時には、目立つ白い天守を黒い布で壁全体を覆うことにより、空襲による消失を免れることができたとか。私が好きなお城の一つです。

 

《5.松江城》  島根県松江市

このお城はまだ訪問していないため、書籍等を基に紹介していきたいと思います。
国宝5天守の中で、一番遅く正式に国宝と認定された天守です。(2015年(平成27年))築城年とかを示す客観的な資料等が無かったことが理由のようです。
また、天守の地下(石垣の中)に井戸があることや、天守の中に狭間(弓矢や鉄砲を撃つ窓)があることが珍しい天守だそうです。戦(いくさ)の名人と言われた「堀尾吉晴」が作ったお城とのことで、かなり実戦的なお城だそうです。

では最後に、以下の▶印をクリックして、”日本の名城散歩”へ行ってらっしゃ~い ませ。(ま)

(2分40秒)