青山学院大学生が博物館を取材中!~広報さがみはら中央区版3/15号に向けて~

12/3に青山学院大学の学生が博物館内で撮影を行いました。これは市中央区(区政策課)が地元の青山学院大学淵野辺キャンパスに呼びかけ、広報さがみはら3/15号の中央区版を青山学院大学の学生と作り上げるというプロジェクトの一環でした。

まずは中央区職員も一緒に館内を下見しています

大学生の視点で中央区の魅力を紹介するというコンセプトの中で、学生のみなさんが博物館を中心に紙面構成を検討していただけることとなり、何回かの打合せなどを経て今回1回目として、学生さんが制作する映像の素材となりそうな常設展示室内の撮影を行いました。

宇宙の映像は良い素材になりそう…

撮影と言っても今どきの大学生は、全てスマホでの撮影です。スマホによるカメラワークも手馴れたもので、我々の方が今後の動画配信などを行う上で、大変参考になりました。

常設展示で最も迫力ある段丘崖ジオラマも良い素材に

開拓農家の屋根の花(アヤメ)に着目

このあともこのプロジェクトは継続し、今後もイベントの撮影の他、展示作業などにも参加いただき、博物館の活動をとおして中央区の魅力を発信する紙面作りに取り組んでいただく予定です。

トリックアートのような展示も楽しみながら撮影

博物館としても関わりが少ない大学生との連携は大変ありがたいことなので、今後さらに協力していきたいと思います。動画も多くの方に見ていただけるようにしていきたいと考えています。

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リュウグウのサンプル公開3日目に入りました!はやぶさ2どら焼きもあります

はやぶさ2が持ち帰った小惑星リュウグウのサンプル公開、三日目の12月8日となりました。
じつは、サンプルの入ったカプセルは、毎日展示が終了した後、セキュリティの高い収蔵庫で保管しています。

天文担当学芸員が展示ケース内にサンプルを設置しています

毎朝、このように開館前に展示ケースに設置をします。当館は24時間警備ですが、人類の宝物であるサンプルに万が一のことがあってはいけないので、このようにしています。
さて、サンプル公開にはたくさんの方にご来館いただいていますが、いつも賑わいを見せているのが、ミュージアムショップです。ここに、今しか購入できないお土産があるのです。

はやぶさ2どら焼き

「はやぶさ2どら焼き」です!

「帰還1周年」のどら焼きです!

これは県内の老舗お菓子メーカーがこのイベントのために作ったもので、1個200円、5個セット1,000円(いずれも税込み)で販売しています。

ミュージアムショップの特設コーナーで販売中(1日限定150セット)

展示を観覧した後、ぜひミュージアムショップへもお立ち寄りください。

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「写真で見る相模原~昭和・平成の生活と民俗~」(No83 井戸)

前回の職員ブログでは、大島や田名地区の湧き水を利用したヤツボを紹介しましたが、水道が引かれる前は井戸の水を使うのが普通で、各家に井戸がありました。

最初の写真は、文化財記録映画「続相模原の年中行事」の際の撮影で、本ブログNo.38「正月準備」でも取り上げており、元日の若水(わかみず)を井戸で汲んでいるところです。井戸綱を引っ張って、水が入ったつるべ桶を引き上げています(緑区橋本・平成2年[1990]1月撮影)。                

 

現在も庭の一角に井戸が残っているのを見かけることもあり、もちろん飲料水ではなく、ちょっとしたものを洗ったりするのに使われています。写真は南区当麻で、水の汲み出し口に麻袋を付けてゴミなどを取り除いています。よく見ると、井戸の左側に白と青の幣束 (へいそく)があり、井戸の神様がまつられています(昭和63年[1988]2月)。                   

 

かつての住居にはさまざまな神がまつられており、中央区田名のこの家では、年の暮に神棚のしめ縄などと一緒に井戸用のお飾りを作って飾りました(昭和60年[1985]12月30日)。                   

 

井戸に関わる作業で重要だったのが井戸替えです。春先の3月から4月上旬頃に、井戸の中の汚物を掃除をするもので、近所の家々で集まり、順番に各家の井戸替えを行っていきました。井戸替えには、中に人が入って水を掻き出したり掃除をしますが、そのための大きな桶に取り付ける綱を編む作業を再現していただきました(南区当麻・平成6年[1994]3月10日)。

井戸替えの綱は太くするため、井戸替えをする家々が共同で綱を編み、毛羽だったところの藁が手に刺さらず、なめらかになるように火で焼いていきます。そして、できた綱を桶に縛ります。

最後の写真は、完成して綱を付けた桶と、綱を巻いて伸ばしたり引っ張ったりする井戸替え用の井戸車を撮影したものです。なお、井戸替えの綱は水に強い棕櫚(しゅろ)縄を使うことも多いのですが、この時は藁で作りました。                

 

一般に市内の相模原地域は台地の上に集落が広がっていて、水の確保に苦労するところもあり、特に江戸時代に開発された新田の地区では、「井戸百尺」と言って、百尺(約30m)も掘らないと水が出ないなどとも言われました。

井戸は、神をまつり、また、いろいろな作業を行って管理するなど、人々の生活に欠くことのできない水を得るものとして大事にされていたのです。

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リュウグウのサンプル公開2日目!

はやぶさ2が持ち帰った小惑星リュウグウのサンプル公開、二日目の12月7日となりました。
初日は休館日の特別な公開だったため展示室などは閉室していましたが、この日からは展示室をはじめプラネタリウムなども通常どおり開室します。そのため、1日目が終了した後、博物館職員総出で「はやぶさ2」の軌跡を追ったパネルの模様替えなど行いました。

12月6日の閉館後 展示の模様替え

12月7日の開館時間、報道も多かったせいか、当日整理券をお求めの方を含めて行列ができました。

12月7日朝

サンプルを公開しているコーナーの様子です。

サンプルについての解説パネルを掲示しています

記念写真を撮影できるタペストリーもあります!

記念撮影もできます!

午前中、博物館をいつも利用してくれている、ご近所の大野村いつきの保育園のみなさんも観覧に来てくれました。

JAXAからも博物館からも一番近い保育園のみなさん

しっかり目に焼き付けています!

しっかり目に焼き付けています

公開は12日まで続きます。平日の見学はまだ空きがありますが、午前中は当日整理券の枚数が少なめです。配布状況はTwitterでもお知らせしていますので、ご確認の上ご来館ください。

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はやぶさ2帰還1周年記念WEEK開始のセレモニーを行いました

12月6日、はやぶさ2帰還1周年記念WEEKのスタートを記念するセレモニーを博物館エントランスで行いました。
JAXA宇宙科学研究所の國中均所長や寺田弘子相模原市議会議長ほか関係者のみなさまによる除幕式です。

除幕式

さがみんも登場し、津田雄一プロジェクトマネージャはじめJAXAのみなさまへ「はやぶさ2スイーツセット」をプレゼントしたりと、なごやかなセレモニーとなりました。

報道陣もたくさん詰めかけました

たくさんの報道陣も詰めかけて、注目度の高さがうかがわれます。
続いて行われた内覧会では、近隣の青葉小学校の6年生が観覧に来てくれました。そして、第15代相模原市観光親善大使の佐藤玲那さんもかけつけてくれました。

 

相模原市観光親善大使の佐藤玲那さんも観覧

午後からはいよいよ一般観覧がスタートします。観覧には事前申し込みまたは当日整理券が必要です(12月6日、11日、12日は締め切り)。詳しくはこちらをご覧ください。
はやぶさ2帰還1周年記念WEEKは12月12日まで続きます。さまざまなイベントをご用意していますので、ぜひ博物館へお越しください。

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境川で野鳥観察

12月5日、市内の都県境を流れる境川(町田~古淵の区間)で野鳥観察を行いました。これは、相模原市自然環境観察員制度の野鳥部会有志のみなさんと博物館の学芸員が一緒に歩き、野鳥観察の楽しみ方を共有するために計画したものです。
まず出迎えてくれたのは、賑やかなシラサギ(全身が白いサギの総称)の群でした。

ダイサギ(中央)とコサギの群

シラサギの群は、コサギの20数羽の中に、ダイサギが混じっていて、大きさの違いがよくわかりました。食べ物探しのためこまめに飛び回るため、コサギの大きな識別ポイントである、趾(あしゆび)の黄色もバッチリ見えました。

指が黄色いのがコサギの特徴です

境川と言えば、カワセミです。この日も、コースの最初から中盤にかけて何度も登場してくれて、全員でじっくり見ることができました。

カワセミの登場にみなさんから歓声があがります

カモ類やカモメ類などの水鳥も多く、そうした鳥たちを至近距離で観察できるのが、都市河川の野鳥観察の醍醐味です。

境川は川幅が広くないため、水鳥を至近距離で観察できます

水鳥以外でも、ハクセキレイがすぐ足元まで近づいてきて、よく似たセグロセキレイとの顔つきの違いなどを観察できました。

ハクセキレイ

コース終点でまとめをしようと思っていた広場には、ジョウビタキが待っていました。

ジョウビタキ(オス)

これで今日はフィナーレかと思っていたら、カシラダカもやってきました。

カシラダカ

日陰に入るとちょっと肌寒い初冬の気候でしたが、半日の気軽な行程で、たっぷり野鳥観察を楽しめました。

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いよいよ目前!小惑星リュウグウサンプル公開

昨年12月6日、小惑星探査機「はやぶさ2」が、小惑星リュウグウのサンプルを格納したカプセルの地球への帰還に成功しました。1周年を記念して、博物館では「はやぶさ2帰還1周年記念WEEK」(12月7日~12日)と題したイベントを実施します。そのメインイベントが、リュウグウのサンプルの公開です。12月3日の夕方、JAXA相模原キャンパスからサンプルをお借りしてきました。本村賢太郎相模原市長が、はやぶさ2のプロジェクトチームの津田雄一プロジェクトマネージャと分析担当の安部正真博士からサンプルを受け取りました。

左から津田雄一プロジェクトマネージャ、本村賢太郎相模原市長、安部正真博士

今回の公開では、2回のタッチダウンで得られたサンプルからそれぞれ一つずつを公開します。

ケースに入れられたサンプル(サンプルの大きさは約2ミリメートル:公開時は袋から出して、展示ケース内に設置します)

公開は事前申込み制で、12月6日午後から始まります。初日の午後と11日(土)、12日(日)はすでに定員が埋まっていますが、12月7日~10日については、各時間帯に若干の余裕があります。当日整理券を配布し、定員に達し次第配布終了となります。配布状況はTwitter(scm_sagapon)などでお知らせします。
サンプルを観覧された方には、記念のカードを配布します。津田博士と安部博士もカードをゲット!

サンプル観覧記念カードを持つ津田博士(左)と安部博士(右)

ほかにも「はやぶさ2」関連のパネル展示やグッズ販売など楽しいイベントをたくさん用意してみなさまをお待ちしております!
相模原から旅立ち、約6年間の宇宙の旅を経て「はやぶさ2」が持ち帰ったリュウグウのサンプルを、ぜひご覧ください!

※12月6日は記念のセレモニー(関係者のみ)とサンプル公開(事前申し込みに当選された方)のみとなり、展示室等は公開いたしません。12月7日以降は展示室の観覧、プラネタリウムの上映など通常どおりの開館となります。詳しくはこちらをご覧ください。

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当館の標本がNHKのスポット映像に登場!

2年ほど前のこのブログで紹介した、当館所蔵の古い昆虫標本の一つ、オオヒラタトックリゴミムシが、なんとNHKのスポット映像「MEWE  2分で爆速SDGs」の「#5絶滅危惧しゅりとり」に登場しました!下の写真が、今回提供したオオヒラタトックリゴミムシの標本写真です。

オオヒラタトックリゴミムシ(当館所蔵標本)

この映像は、SDGsへの理解を深めるために作られたシリーズで、NHKの番組の合間などにスポットで放映されるものです。「絶滅危惧しゅりとり」は二人の小学生が絶滅危惧種の知識をしりとりで勝負する設定です。生物担当の学芸員でも初めて耳にするような種名が次々と出てきて、その駆け引きの表情がとてもリアルで楽しい映像です。YouTubeでも公開されています。

[MEWE 2分で爆速SDGs] 絶滅危惧しゅりとり | 未来へ17アクション | SDGs | NHK – YouTube

当館のオオヒラタトックリゴミムシは、55秒付近で一瞬登場します。
他の絶滅危惧種も、メジャーなものからマニアックなものまで、次々と登場する映像や写真で楽しめます。ぜひご覧ください。

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雨上がりの朝

師走を迎えた12月1日朝、前夜の雨が上がり、お天気が急に回復しました。そんな朝は、開館準備のために館内を歩いていると、光と影のうつろう様子が楽しくてついカメラを向けてしまいます。

階段の途中から前庭を見通したところ

上の写真は、2階の喫茶室からエントランスへ下りる階段の途中から見た、博物館前庭側のガラス壁面です。朝陽が木もれびとなってガラスへ当たり、影と乱反射のぼかしが複雑な模様を作っていてとても美しく見えます。
外光を積極的に取り入れる設計になっているエントランスは、見上げると空が見通せる場所がたくさんあります。

外光を取り入れるための天窓

絶妙な影が壁面に伸びていました。

窓枠の影壁面に伸びています

中庭のガラス壁面には、昨夜の風雨でイロハモミジの葉がぺたりとくっついていました。

風雨でガラスに張り付いたイロハモミジの葉

外は強い風が吹き、雲の動きが早いのでしょう。影が目まぐるしく濃くなったり消えたりしています。木々の紅葉もこの風で大方が落ちて、博物館のまわりも冬景色へと模様替えが進みそうです。

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歴史分野 博物館実習生展示「相模原から長州へ~萩原安右衛門と長州征伐~」終了しました

9月23日から展示していた歴史分野の博物館実習生展示「相模原から長州へ~萩原安右衛門と長州征伐~」が11月28日に終了しました。

歴史分野の実習生展示

このミニ展示は、幕府の役人 八王子千人同心であった小山村の萩原安右衛門(はぎわらやすうえもん)が幕末の長州(現山口県)征伐に参加した際の日記などを展示し、長州征伐の概要や相模原から参戦した安右衛門の状況などを紹介しました。

萩原安右衛門の日記

今回の片付けには歴史分野の実習生にも声をかけ、自分たちの展示を最後まで責任もって携わってもらうことにしました。

苦労したつけた展示パネルも外すときはあっという間です

卒業論文の大詰めの時期にもかかわらず実習生も積極的に参加してもらい、パネルはずし、展示ケースの撤去、展示資料を収蔵庫にしまうまで全うしてもらいました。

慎重に資料を片付けます…緊張の一瞬です

歴史分野は資料保護のため2か月で終了しました。この間多くの方に展示をご覧いただけたと思います。また、実習生のご家族や親せきがこのミニ展示を見学するために来館されたこともあったそうです。(実習生談話より)

現在も他のいくつかの分野の実習生展示は継続中です。

また、萩原安右衛門の日記は、常設展示(自然・歴史展示室の近世~近代の展示)にも1冊展示していますので、ぜひご覧ください

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