れっつごー! 日本の名城散歩(天守のある城編)#5

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今回は、「日本100名城」、「続日本100名城」のうち「天守があるお城」についてご紹介したいと思います。
今回のお城は今までご紹介したお城以外で、私が訪問した中で印象に残った「天守のあるお城」です。
また、「天守」とは呼ばれていませんが、「櫓(やぐら)」が「天守」に匹敵するほどのものも(私の独断ですが…)含まれています。
なお、全国各地には立派な天守があるお城が多数ありますが、私が未訪問ということで今回対象外とさせて頂いたことをご容赦願います。
今後機会がありましたら、ご紹介したいと思います。

今回も最後に「Google Earth」を使用した動画もありますのでお楽しみください。
“もし、自分が空を飛ぶことが出来たらこんな景色なのかなぁ~” って感じで、空の旅をお楽しみください。(もちろん、〝地球全体“は見ることが出来ませんけどねぇ…(笑))

 

今回ご紹介するお城は

  1. 岡崎城
  2. 福知山城
  3. 郡上八幡城
  4. 丸岡城
  5. 新発田城

では、本題の「日本の名城散歩(天守がある城編)」を始めるとしましょう。

 

《1.岡崎城》  愛知県岡崎市

【訪問記】 訪問日:2016年10月

「岡崎城」は“徳川家康”の生誕の城と言われています。家康のお爺さん(松平清康)が元々あった城を現在の場所に移築したお城だそうです。現在の天守は「復興天守」に分類され昭和34年に鉄筋コンクリート造で再建されたものです。
家康は幼少時代に今川家の人質になったことは有名ですが、「桶狭間の戦い」で今川義元が討死すると、(チャンスだったのでしょうねぇ)このお城に戻り自らが城主となり、戦国大名としての人生のスタートを切ったようです。
訪問時は、日没後の到着となってしまいましたが、天守がライトアップされており、また違う雰囲気を味わうことができました。近辺のホテルに予約していたので翌日再度ゆっくりと訪問しました。
夜の写真はこちら☟

 

 

 

《2.福知山城》  京都府福知山市  【続日本100名城】

【訪問記】 訪問日:2018年9月

「福知山城」は大河ドラマにもなった“明智光秀”のお城です。織田信長の命で「丹波平定」の際に元々あったお城を戦により勝ち取り居城としたお城です。残念ながら明治時代の「廃城令」により一度は天守などを破壊されてしまったのですが、昭和61年に復元されました。(外観復元天守に分類されています。訪問当時内部は「郷土資料館」でした。)また、天守台の石垣には「転用石」と呼ばれる「五輪塔」などの石材が使用されていました。(「安土城」でも見られたものですが、当時は築城期間の短縮のため、言い方は悪いですが、権力に物を言わせた築城術だったのかもしれません。)
見た感じは、お城と言えば「威圧感」、「圧倒感」ですが、なぜか「ほっこり」というか「親近感」や「見ていて安心」さえ覚えるものでした。(木の肌感を感じる壁のためでしょうか、それとも光秀の人柄の表れでしょうか?・・・)

 

《3.郡上八幡城》  岐阜県郡上市 【続日本100名城】

【訪問記】 訪問日:2018年9月

現在の天守は、昭和8年に木造で再建されたものですが、日本最古の木造再建天守(模擬天守)だそうです。(天守内を歩くと、〝ギシギシ″と何とも言えない音が…木造なんだなぁ)
お城は八幡山の山頂付近に築かれ、天守最上段から麓の城下町を眺めることができます。山あいという地形もあってか、城下町全体が魚の形に見えるのです。(子供がよく書く魚の形ですが…(∞みたいな))
訪問時は紅葉の走りの時期で、所々紅葉が始まりだしていました。本格的なシーズンに再訪したいものです。

 

《4.丸岡城》  福井県坂井市

【訪問記】 訪問日:2017年9月

このお城は、現存する日本最古の天守と言われているそうですが、諸説あり未だに定かではないそうです。(残念…)
その天守は、明治の「廃城令」、「第二次世界大戦」を経ても壊れることはなかったのですが、なんと、昭和23年の「福井地震」で一度倒壊してしまったそうです。しかし、昭和30年に倒壊した際の部材を再利用した再建で、元の姿を取り戻したそうです。(現存十二天守に含まれてはいますが、厳密にはウ~ン、微妙なのですかねぇ~(笑))
また、使用されている瓦が珍しく「石瓦」でした。普通は「焼き物」でできた一般的なものですが、寒さ厳しい地域であり通常の瓦では凍結して割れたりするため「石瓦」としたそうです。(重くないのかなぁ~と、余計な心配をしてしまいました。)
さらに印象に残っているのが、天守内の階段です。小ぶりな城のため、スペースの有効利用や戦術的に侵入しづらくするためなのでしょうか、とにかく「急階段(まるで梯子)」場所によっては「なぜここに登り口?」なのです。(残念ながら、人には優しくないです。)
訪問された際には転げ落ちることが無きよう、お気を付けくださいませ。
これが階段です。☟ 右端の写真から切れかかっているは「板壁」です。隙間に潜り込むよう~に・・・

 

 

 

 

 

《5.新発田城》  新潟県新発田市

【訪問記】 訪問日:2018年7月

このお城には「天守」と呼ばれるものは存在しませんが、「御三階櫓(ごさんかいやぐら)」と呼ばれる「天守」に匹敵するくらいの櫓があります。写真の櫓です。(再建されたものですが。)小規模なお城では十分立派な天守ではないでしょうか。
天守が無いのに、ご紹介したかった理由は、この櫓(天守かなぁ)の最上部の屋根上には、3匹の「鯱(しゃちほこ)」がいます。(写真でもよ~く見ると、手前に2匹、奥に1匹がお分かりいただけるかと思います)通常は屋根の両サイドに2匹ですが、このお城には、屋根に3か所の角があるためなのでしょうか。
私の知る限り3匹はここだけではないかと思います。
現在は、当時のお城の「縄張り(お城の敷地)」の大半が「陸上自衛隊の駐屯地」となっていますが、当時は相当な規模を持つお城だったそうです。

 

では最後に、以下の▶印をクリックして、”日本の名城散歩”へ行ってらっしゃ~い ませ。(ま)

(2分32秒)