れっつ ごー! 日本の名城散歩(珍しい城編)#10

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この投稿が、とりあえず当シリーズの最終回になります。
皆様、今までお付き合いいただき、ありがとうございました。
さて最終回は、「日本100名城」、「続日本100名城」のうち
「何かが珍しい…お城」です。

全国には何かと珍しい特徴を持つお城が多数あると思いますが、私が訪問した中で印象に残っているものをご紹介したいと思います。

晩秋から初冬の頃となり、気温の低下からか全国各地で「新型コロナウイルス」の感染拡大傾向が見受けられる中、訪問される場合は「3密の回避」、「マスクの着用」、「こまめな手指の消毒」など「感染拡大予防」に十分ご配慮いただき、楽しい時間をお過ごしください。

今回も最後に「Google Earth」を使用した動画もありますのでお楽しみください。
“もし、自分が空を飛ぶことが出来たらこんな景色なのかなぁ~” って感じで、空の旅をお楽しみください。(もちろん、〝地球全体“は見ることが出来ませんけどねぇ…(笑))

今回ご紹介するお城は

  1. 会津若松城(お城のある部分が…)
  2. 龍岡城(どこかが…)
  3. 苗木城(この場所は…)

では、本題の「日本の名城散歩(珍しい城編)」を始めるとしましょう。

 

《1.会津若松城》  福島県会津若松市

【訪問記】 訪問日:2017年7月

このお城の写真を見て、何か他のお城と違うと思いませんか?
ヒントは、「屋根」。
そう、「」です。赤色ですよねぇ。この瓦は「赤瓦(あかがわら)」と言われ、瓦を焼くときに表面にかける釉薬(ゆうやく)に鉄分を入れているのだそうです。豪雪地帯では瓦に水分が染み込むと「凍み割れ」を起こしてしまうことがあるようで、水分の染み込みを防ぐための工夫だそうです。明治時代の「廃城令」により取り壊された後の再建では、普通の瓦だったようですが、平成22年(2010年)の修復で「赤瓦」に戻されたそうです。
さらに、写真では分かり辛いですが、長~ぃ「走長屋(はしりながや 天守と干飯櫓(ほしいいやぐら)を結ぶ長い通路のような物)」も珍しいかもしれません。
また、このお城は「戊辰戦争(ぼしんせんそう)」での激戦、「(会津)白虎隊」でも有名ですよね。
訪問時には天守に登りましたが、見晴しが素晴らしかったのが印象に残っています。「会津の街並み」、白虎隊の自害の地「飯盛山」を見ることが出来ました。

おまけ写真です☟

 

 

 

 

 

《2.龍岡城》  長野県佐久市  【続日本100名城】

【訪問記】 訪問日:2018年6月

このお城は写真を見れば、答えは一目瞭然ですよね。
そうです、上空から見るとお城が「星形」をしているのがお分かりいただけるかと思います。木立をたどると「星形」になっていませんか…(少し分かり辛いかもしれませんが…)。
「星形」のお城と言えば、北海道の「五稜郭」が有名ですよねぇ。「星形」のお城は日本には、「五稜郭」と、この「龍岡城」の2ヶ所のみです。
ただ、「五稜郭」との直接的な関係はなく、当時の藩主がヨーロッパの築城方法に興味を持ち、「砲撃戦」を想定して「星形」で築城したものだそうです。偶然とは言え、「北海道」と「長野県」で規模は違えど同じようなお城が出来上がるとは…不思議。
訪問してみると、お城の跡地は現在「学校」の敷地になっていました。訪問時は幸い学校が休みだったようで、自由に歩き回れましたが、それ以外の日はどうなのかは解りません。
また、すぐそばの小高い山の中腹に小規模な展望台があり、写真のような景色を見ることが出来ます。

 

《3.苗木城》  岐阜県中津川市  【続日本100名城】 

【訪問記】 訪問日:2018年12月

このお城の珍しいところは・・・写真では少し分かり辛いかもしれませんが、お城が立っている場所です。
木曽川のほとりの、岩盤が所々露出した岩山の山頂に築かれています。岩盤と石垣を上手に組み合わせて、曲輪(建物を建てたり、人が集まる場所のための平地)を作り出しています。
おまけ写真の天守台(現在は「展望台」)も足元は岩盤です。柱の立つ位置の岩を削り、柱がずれないように窪みを作り、柱を立てています。ここからの眺めは抜群です。(「高いところは…」の人はやめた方がよいかもしれません。)
このお城は、戦国時代は“織田領”と“武田領”の境目あたりにあったためか、“武田”の侵攻を受けたり、“豊臣”の命により城主の座を他人に明け渡したりとか、元々の城主“遠山”氏にとっては平穏とは言えない日々だったようです。
なお、岩山の上に立つお城としては、「備中松山城(岡山県 日本100名城)」も有名ですが、私が未訪問であるため、割愛させていただいたことをご容赦ください。

「天守台(展望台)」です☟

 

 

 

 

 

最後になりましたが、このシリーズを投稿するにあたり、参考にさせていただいた書籍・資料および、使用した素材は以下の通りです。

【書籍・資料】
1.「日本100名城に行こう-公式スタンプ帳つき-」  [発行所] ㈱ 学研プラス
2.「続日本名城公式ガイドブック スタンプ帳つき」  [発行所] ㈱ 学研プラス
3.「一度は訪れたい 名将ゆかりの名城」  [発行所] 昭文社
4.「日本の城 天守閣 完全名鑑」  [発行所] ㈱ 廣済堂出版
5.「廃城をゆく ベスト100城  [発行所] イカロス出版
6.「真田三代 全国史跡オールガイド」  [発行所] ㈱ 三栄書房
7.「京都「歴史」探訪」  [発行所] ㈱ 宝島社
8.訪問時にいただいた、各お城の「パンフレット」
9.インターネットの情報(主に「Wikipedia(ウィキペディア)」)
【素材】
1.動画では、「Google Earth」「Google ストリートビュー」を使用
2.お城の写真は、私が撮影したものを使用              以上

 

では最後に、以下の▶印をクリックして、”日本の名城散歩”へ行ってらっしゃ~い ませ。(ま)

(1分26秒)