’さっそう’ざっそうシリーズ(No6 どくだみ)

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しばらくお休みしていました’さっそう’ざっそうシリーズを少しずつ再開します。

今回は「どくだみ」を取り上げました。・・・が、どくだみのウンチクではなくて写真の撮影方法について、全くの勝手な持論を書かせていただきます。

1)草花の普通の写真は、「斜め上」からが良い。
安心感があります。すぐに「何」だか分かります。が、「印象に残らない」のも事実です。・・・なので、「雑草なんか撮って、どうすんの?」という話になってしまいます。
葉の濃い緑と、花に見立てたの白のコントラストが売り物ですが、ドクダミは日陰を好みますので全体が暗い感じがします。・・・・シーンとした静寂感・・・・を感じてもらえると思います。
(実は白く見えているのは、花ではなく総苞片と言われるものです。今は盛りを過ぎてしまいましたが、ヤマボウシの綺麗な白の4片も総苞片です。)

 

2)撮影時間を、朝方か夕方にすると「光が差し込んだ」写真の撮影チャンスです。
葉の色や葉脈が透けて見えますし、総苞片の白も輝いて見えます。これこそ、「早起きは三文の得」です。こんな表情を見せる事もあるんだ・・・と、思っていただければと思います。
朝夕は、光線の差し込む角度が低いですから、森の木立の合間を縫って光が届くんです。
私は、背の低い草花を撮る場合も、レンズを下に向けて、エイヤと望遠を効かせて撮影します。そのほうが「早い」ですし、何と言ってもしゃがんで撮影した後に来るあの「立ち眩み」が防止できるからです。

 

3)横から撮った写真をご紹介します。
ドクダミはその生えている場所によっては、光を求めて「背が伸びます」。上からだと、白い総苞片しか見えていませんが、おしべ・めしべがこんもりと盛り上がっているのがよく見えます。たぶん、蟻とか昆虫からは、こういうドクダミの「林」に見えているのだと想像します。
(ウンチクをもう一つ。下の写真は、 逆光の位置で撮っています。自分は木陰の中に引っ込んでいて、逆光の被写体を撮るとこのような写真になります。望遠機能は欠かせません。)

◆ただいま、自治会では「写真公募」を行っています。全く普通の生活の一場面をスナップ写真で撮ってみて下さい。ひょっとして、「逆光」で撮ると今まで見えていなかったものが見えてくるかも知れません・・・心霊写真はちょっと怖いですが・・・・。

フォトタウンみなはし:皆さまの「お写真」お待ちしています。