防災の道具は「3番目」に大事です

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連日の新型コロナの報道が多すぎて、じわじわと近づいている震災などのリスクの事を忘れがちです。

皆さん、防災のための「道具」って、ご自宅でどんなものをお持ちですか?

①脱出・救命=バール、のこぎり、げんのう など
これは、倒壊した建物の下敷きになった、倒れた家具に挟まれて動けない、玄関口が変形して外に出られない・・・
というような時に助け出すために使うものです。
下の写真は、南橋本自治会館の防災倉庫に常備してあるものです。
大規模な損壊の場合は消防などの方々を待たねばなりませんが、自分達で「出来ること」は道具を使って行動する事になります。

②避難行動=長靴/運動靴・ヘルメット・照明器具 など
一命を取り留めたあと、安全な場所に一時避難する時に使うものです。特に、足元が大事。サンダルで避難は出来ません。怪我をして他人に迷惑をかけるだけです。

③避難生活=ラジオや携帯電話、飲料食料、携帯トイレ、着替え など
避難生活に入る(自宅避難も入ります)場合に必要な道具です。時々「使えるか?」「飲めるか?」「食べられるか?」を確認しておかないと全く意味がありません。


タイトルに「道具は3番目」と書きましたが、では 1番目と2番目は・・・

1番目=貴方のいのち、ご家族のいのち・・・これは「当然」

2番目=ご近所さん

3番目=様々な道具類

なぜ、2番目がご近所さんなのでしょうか?
はい、
防災用の道具類が全部そろっていたとしても、それを使って「助ける」人が近くに居なければ役に立ちません。また、「これから、どうすればよいか」の情報収集の局面でも、「貸し借り」関係でしのぐことが出来れば大きな力になる・・・・という意味で「ご近所さん」なのです。

日頃のご挨拶とちょっとした会話が、「いざ! という時に」お互いを助け合うチカラになります。