北八ツ再訪 その2 雲と幻日

今回は登る日(10/17)の午前中まで大雨だったのですが、昼過ぎに登り口に着いたらいつの間にか雨が上がり、どんどんと雲が切れていきました。
今回もいつもの登山パーティーで、行くところどこも雨というOさん、そして気分が乗っていれば間違いなくお日様とお友達というYさんというメンバーだったのですが、Oさんはちょっと風邪気味で本調子ではなかったためか、お日様の勝利となりました。すばらしいお天気の中、一度も雨具を使わずに済んでしまいました。午前中の気持ちの良い雲海です。

標高2400mから雲を見下ろすのは、ほんとうに気持ちがよい!
そして、2日目の午後は巻雲の見本市。一番高い空にできる雲である巻雲も、高山から眺めるとちょっと近くに感じられます。

上の写真をよく見ると、幻日が出ています。幻日とは太陽の両側、ハロ(主に内がさ)と同じくらいの位置にできる光の塊です。古くは小日(こび)とも言いました。

そういえば昨日(一つ前)のブログでご紹介したモルゲンロートも、もやっとした雲がいっそう色を濃くしてくれていました。

私たち黒百合ヒュッテの常連が「がま岩」と呼ぶ岩のシルエットは、黒百合平の一日の終わりを告げる風景です。

いよいよ次は、青空と紅葉の写真をアップします。
(生物担当学芸員 秋山)

カテゴリー: 学芸員のひとりごと パーマリンク