地質学講座4回目(最終回)大地の変化

3月3日は全4回の地質学講座の最終回でした。
最終回は「大地の変化」についてです。火山については前回、解説したので、今回は地震についてです。

地震の基本事項について、ペーパークラフトの模型を使って解説しました。その後で、断層が作った地形を地形図から読み取りました。

プレート境界地震のしくみを説明する模型です。

正断層と逆断層を説明する模型です。

横ずれ断層を説明する模型も作りました。

液状化現象の実験も行いました。ワゴンを揺すったり、容器を手で叩いたりして地震の揺れを起こしました。

ワゴンを揺すって地震を発生させます。

重いものが沈んで、軽いものが浮かんできます。

噴砂の実験は容器を手で叩いて地震を発生させました。真ん中に開けた穴や周囲から砂が吹き出してきます。

今年度の地質学講座は、小学校の内容を大人向けに解説するという、初めての試みでした。また、パソコンのプレゼンテーションソフト(昔はOHPとスライドでした!)を使わずに解説するのも初めてでした。実験は小規模で簡単なものでしたが、それでも写真やビデオでは伝わらない“実物”や“実体験”の良さがあったと思います。
参加者の皆様からは、「模型や実験により、自然現象についてわかりやすく説明してもらい、良かった」、「基本的なことをすっかり忘れていたので、すごくわかりやすかった」などの感想をいただきました。。
小学校の内容といっても、なかなか奥深く、こちらも解説するにあたって、改めて勉強し直しました。初回のブログにも書きましたが、やはり基本は大切だと強く感じました。

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