今日はミニ観察会を行いました。3組6名の親子のみなさんと、秋の樹林内をおさんぽ。
落ち葉が目立ってきたので、今日のメインは、落ち葉観察。色や形、大きさのほか、鋸歯のある、なしの違いをじっくり見てみます。子ども達の鋭い観察眼にびっくり。
そのあとは、定番、「落ち葉の色相環」。お母さんたちががんばってくれました。
色相環と記念写真。
その後は、落ち葉に飽きてしまった子ども達のために、樹林内を歩いて宝探しに。モグラ塚をどかして坑道を見たりして、さあそろそろ終わりに…、と思って帰ろうとすると、目線が低い子ども達が、めざとく地面を歩くコガネムシのなかまを発見。これを見ていたら、すぐとなりに何やら妖しげなものが…。
腹菌類のカニノツメです。先端のカニミソのような粘液は、悪臭を放ってハエを呼び込み、胞子を散布させます。実際にその強烈な臭いを参加者のお母さんに嗅いで頂きました。「うっ…」という絶句がその臭いを物語ります。
よく見ると、キノコの卵がたくさん。割ってみると、宇宙怪獣の誕生みたい…。
博物館へ戻る途中も、ジョロウグモを観察したり、ヤブランの果実でタネとばしをしたり…、出たとこ勝負の脱線、延長とユルユルの観察会でしたが、自然観察はやっぱり、行き当たりばったりが一番楽しいですね。
(生物担当学芸員 秋山)
リンク
プロフィール
神奈川県相模原市中央区にある市立博物館です。1995年に開館して以来、相模原の歴史や自然を扱う総合博物館として市民に親しまれ、2019年には入館者数が300万人を超えました。また、2010年7月には、小惑星探査機「はやぶさ」の、2021年3月には後継機「はやぶさ2」の再突入カプセルの世界初公開を行うなど、お向かいにあるJAXA相模原キャンパスとの連携も深めています。
-
最新記事
アーカイブ
カテゴリー
QRコード
タグ
企画展 (91) 博物館実習 (80) カイコ (80) クモ (77) 歴史 (57) 地質 (56) プラネタリウム (44) はやぶさ2 (41) 講座 (41) JAXA (40) ミニ展示 (36) 観察会 (34) 星空情報 (31) フデリンドウ (28) ふるさといろはかるた (26) 講演会 (25) 吉野宿ふじや (22) 野外調査 (21) 実習生 (21) 市民学芸員 (20) 学びの収穫祭 (20) ジョロウグモ (19) キアシドクガ (18) 尾崎咢堂 (17) エナガ (17) はやぶさ (17) 紅葉 (17) 尾崎咢堂記念館 (16) 尾崎行雄 (16) 考古 (16) 大河ドラマ (16) 絶滅危惧種 (16) ワークショップ (15) 外来種 (13) 石 (12) カワラノギク (11) がろあむし (11) ミズキ (11) 臨時休館 (11) 雨 (10) 冬鳥 (10) 舘野鴻 (10) 徳川家康 (10) どうする家康 (10) 出張授業 (9) 民俗 (9) ヒレンジャク (9) 幼体 (8) 羽化 (8) 相模川 (8) メジロ (8) クワコ (8) 実習 (8) 探鳥会 (8) 徳川四天王 (7) 和田義盛 (7) コブシ (7) 脱皮 (7) 展示解説 (7) ヌルデ (7) 冬芽 (7) アブラゼミ (7) ボランティア (7) スタンプラリー (7) クイズラリー (7) クリスマスリース (7) エビネ (6) 牧野富太郎 (6) 横山党 (6) 鎌倉殿の13人 (6) ナラ枯れ (6) カラスウリ (6) 相模原ふるさといろはかるた (6) オシドリ (6) 植物標本 (6) カントウタンポポ (6) ゲンジボタル (6) カザグルマ (6) ビロードツリアブ (6) 津久井城 (6) 雪虫 (6) 抜け殻 (6) セミ (6) センサーカメラ (6) 休館日 (6) キビタキ (6) 読み聞かせ (5) コゲラ (5) ヤマビル (5) クワ (5) 擬態 (5) 卵のう (5) スギ花粉 (5) 生物多様性 (5) クサグモ (5) 隠れ帯 (5) バードウォッチング (5) 繭 (5)メタ情報