森の空気

森林内やその周辺は、気温や風当たりが穏やかで静かで気持ちが良いことは知られていますが、最近は地球温暖化防止に役立つ森林のCO2吸収・固定の機能も注目されています。

気温緩和

地表温度が森林上部になるので、森林内は夏は涼しく冬は暖かく、気温変化も穏やかになります。
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防風と遮音

風の強い地域は昔から防風機能を利用してきました。
街路樹は遮音機能も利用しています。
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フィトンチッド

樹木が出す香り良く抗菌・防虫・消臭・脱臭作用がある揮発性活性物質をまとめてフィトンチッドと言い、昔から利用されてきました。
最近はそのリフレッシュ効果(森林浴)も注目されています。
針葉樹が6~8月に多く発散します。
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二酸化炭素(CO2)の吸収・固定

樹木は光合成で二酸化炭素を吸収し、呼吸で二酸化炭素を出しますので、その差が吸収固定量になります。
炭素の吸収固定量は20年位までが多く、その後は小さくなりますので、若い樹木を育てると効果的です。
木材は炭素を貯蔵していますが、燃焼や腐敗すると炭素は二酸化炭素として大気中に戻ります。
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【関連情報】
相模原市の地球温暖化対策にCO2森林吸収が含まれています