森の木材

需要減少と安価な木材輸入で国産の木材生産は減少していますが、戦後植林された針葉樹は伐採の適期を迎えていますので、木材収穫とその利用が求められています。

【出典・参考】
相模原市の木材生産量:4,779m3 (平成28年度)/ 木ネット(日本木材総合情報センター) 

林業

全国と同様に相模原市の林業も縮小し、林業事業体は数社で生産量も著しく少ない状況です。施業方法は地域、樹種、利用目的により異なります。一般的な手入れ方法はこのホームページの「針葉樹人工林の手入れ」をご覧下さい。

<収穫・造材>

伐採は秋冬の満月から新月の間に伐採(新月伐採)すると品質が良く、葉を付けたまま放置(葉枯らし)して乾かすとさらに良いと言われます。
大規模で林道がある場合は大型機械(ハーベスタ等)を使って収穫・造材ができます。
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<集材・運搬>

大規模で林道がある場合は、林道奧からは大型機械(スウィングヤーダー等)でワイヤで引っ張って集め、大型機械(フォワーダ等)で運搬します。さらに奧深い場合はヘリコプターで集材をすることもあります。
簡易に集材する取り組みもあります。
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<林道>

林業には崩れにくい林道(路網)づくりが欠かせませんが、この整備が大変遅れています。
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<林内工作物>

簡易な土留や階段等はボランティアの現場でも必要な場合があります。

森林認証

適切な森林管理が行われている森林を認証する制度があります。NPO緑のダム北相模は日本のNPOではじめてFSC認証を取得しました。(但し現在は認証終了しています)
<森林認証の種類>

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原木流通

収穫された原木は原木市場に集め流通するのが一般ですが、直接製材工場に運ばれる場合もあります。神奈川県の原木市場は秦野市にあり相模原市からは遠いですが、最近市内(鳥屋)にストックヤードができました。

木材生産に関連する団体など

紹介する団体は多種の活動をしていますので、団体の活動内容や場所を確認して問い合わせしてください。
(青文字の団体名をクリックすると団体関連ページを表示します)

団体などの活動場所

地図上のマークをクリックすると、団体などの名前が表示されます。