キビタキとガビチョウ

5月も下旬に入りました。今年も博物館お隣の樹林地では、キビタキが毎日さえずっています。キビタキの英名はNarcissus Flycatcher(水仙の色のヒタキ)です。オスは喉からお腹にかけて、朱色から黄色への見事なグラデーションの色どりです。

キビタキ(オス)

さえずりも美しく、木管楽器を思わせるような軽やかさで、様々なフレーズを聴かせてくれます。
ただ、今年はどちらかというとさえずりの声が静かです。昨年あたりはライバル同士のオスが鳴き交わしたりして、聴きごたえがありました。
一方、こちらは元気なガビチョウです。

ガビチョウ

特定外来生物に指定されている外来鳥です。1年中鳴いていますが、今年は特に複数の個体が縄張り争いをしているのか、博物館の裏手あたりでよく鳴いています。
在来種のキビタキをどうしても贔屓目(ひいきめ)に見てしまうため、ガビチョウがさえずっているとうるさく感じてしまいます。

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