【もうすぐ端午の節句】五月人形の展示が始まりました。

5月5日はこどもの日ですが、「端午の節句(たんごのせっく)」とも言います。
古くは五節句といって、季節の変わり目に人々の健康や幸福を願い、お供えや厄払いをしていた年中行事の一つで、元々は江戸時代の武家社会でおもに行われていたものが、庶民にも広がったとされています。
現代では、男の子の健やかな成長を願って、初節句(赤ちゃんが生まれてから初めて迎える節句)に鯉のぼりや五月人形が贈られたり、柏餅やちまきを食べてお祝いしたりする行事として親しまれています。

現在、相模原市立博物館では端午の節句にちなんで、1階エントランスに五月人形を展示しています。

1階の情報サービスコーナー付近で展示中です。

これは、当館を拠点に活動する博物館ボランティア「市民学芸員」の有志によるもので、展示している五月人形や破魔矢は、市民学芸員個人が所有しているものです。また、展示の飾り付けなども、全て市民学芸員の手で行っています。

きらびやかな五月人形の鎧兜(よろいかぶと)

絢爛豪華な五月人形展示は、5月14日(日)までです。ぜひお近くでご覧いただければと思います。

五月人形の後ろには鯉のぼりが泳いでいます!

また、本展示の関連イベントとして、5月5日(金・祝)にはお子様お1人につき1つ、折り紙で作った独楽(こま)をプレゼントします。こちらもぜひお楽しみに!

(歴史担当職員)

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ナイトプラネタリウム&観望、令和5年度の第一回目を開催しました!

4月16日の夜は、雲が多めの空模様でしたが、令和5年度の第一回目の「ナイトプラネタリウム&観望」を無事に開催することができました。

 

博物館エントランスに集合!

星空観望会

(画像は天体観測テラスや天体観測室の様子)

天体観望では一時的に雲で天体が見えないこともありましたが、ベテランスタッフと市民ボランティアさんの臨機応変な対応で、天体観測テラスでは金星・M44(プレセペ星団)・シリウスを、天体観測室では、かに座のイオタ星(二重星)などを観測することができました。

「あれ~。見えない?」

「わ~、見えた見えた」

「色の違いがきれい!」

歓声と笑顔にあふれた観望会になりました。

天体観測テラスでの観望の様子

プラネタリウムでは春の星空解説と4月のテーマである「消えた星座たち」についてたっぷりお話を聞いたので、そのお話を思い出しながら見る夜空はまた格別だったのではないでしょうか。

©︎株式会社アストロアーツ

さて、博物館では開館当初から「星空観望会」を開催していましたが、感染症拡大の影響により、令和2~3年度にかけ、約2年間もの長きにわたり、休止せざるを得ませんでした。(正確に言えば令和3年は4月のみ開催はできたのですが、雨天のため観望ができませんでした)

そこで、コロナ禍であっても実施可能な形態を検討した結果、昨年度からは、40名と定員を絞りつつ、月に一度、閉館後の時間にプラネタリウムを投影し、その後に星空観察を行うという形で開催しているのが「ナイトプラネタリウム&観望」です。

通常のプラネタリウム番組「星空さんぽ」をご覧いただき、天候次第ではありますが、その後は天体観測テラスなどで星空を眺めます。

この形で実施することとなった令和4年4月分は、定員が以前の星空観望会よりもずっと少ない40名ということもあり、受付開始後、1~2日で満席となりました。

令和4年5月分以降は、受付開始後数十分、あるいは数分で満席となり、受付をお願いしている市のコールセンターの電話がつながりにくくなるような事態となるに至り、夏以降は先着順ではなく、抽選方式を採用することにしました。毎回、定員の数倍から多い時で10倍ものお申し込みをいただき、まさに参加が「狭き門」となり、お断りするのが本当に心苦しい状態でした。

そこで、できるだけたくさんの方に参加していただけるように、感染症の状況をにらみながらではありますが、令和5年度からは、一回の定員を昨年度の二倍の80名に、また、月に2回実施するという方式で開催することとしました。

また、昨年度はプラネタリウム番組観覧に観望がついてくる、という形でしたが、今年度からは観望会のみの参加も可能です。

令和5年4月分のお申し込みの状況としては、初回の16日は全参加者のうちの半数強、2回目の29日はプラネタリウムの定員いっぱいの60名様のご観覧のお申し込みをいただいています。

5月分のお申し込みの受付は4月20日の午前9時30分からです。

画像

(広報さがみはら令和5年4月15日号より)

詳しくは博物館ホームページのこちらをご覧ください。

より参加しやすくなった「ナイトプラネタリウム&観望」、みなさまのお申し込み、ご参加をお待ちしております。

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トークショー「植物に生涯を捧げて 牧野富太郎の足跡」を開催します!

4月22日(土)、現在開催中のミニ展示「日本の植物学の父、牧野富太郎」にちなみ、トークショーを行います。題して「植物に生涯を捧げて 牧野富太郎の足跡」。講師は、元東京都立大学牧野標本館職員の山本正江さんです。
牧野博士は、生涯に5万点以上の植物標本を作製し、さらに、全国の植物愛好家などから数多くの標本を集め、その多くが牧野標本館に収蔵されています。

牧野富太郎博士(70歳代)
出典:国立国会図書館「近代日本人の肖像」

現在は植物標本が博物館に収蔵される際には添付が必須である「標本ラベル」が、牧野博士が作製した標本のほとんどには付いておらず、標本を挟んだ新聞紙に直接、おおまかな地名が記されているだけでした。そのため、当時の手紙のやりとりや呼ばれて指導した地方の植物愛好会などの記録から足取りを推定し、標本ラベルを新たに起こす作業が必要でした。そんな作業を半世紀以上にわたり続けてこられたのが、山本さんです。
当日は学芸員がインタビューをする形で、山本さんから牧野標本のたどってきた歴史的な経過や、牧野博士本人の足取りを追う作業のご苦労などを伺う予定です。

晩年の牧野富太郎博士
出典:国立国会図書館「近代日本人の肖像」

牧野博士をモデルとしたNHKの朝ドラ(現在放映中)はフィクションです。今回のトークショーでは、おそらく誰よりも多くの牧野標本を手に取られてきた山本さんのお話から、牧野博士の実像に迫りたいと思います。
申込不要、当日先着100名様まで入場できます。ぜひご来場ください。
(生物担当学芸員)

トークショー「植物に生涯を捧げて 牧野富太郎の足跡」

講師 山本正江さん(元東京都立大学牧野標本館職員)
4月22日(土)14時~15時30分(開場 13時30分)
相模原市立博物館 地階 大会議室
入場無料、定員 100名(当日先着順)

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4月の生きものミニサロンを実施しました!

今年度から第3土曜日を中心に実施することになった「生きものミニサロン」は、今年度第1回目となる4月15日がいきなり雨予報・・。雨でも生きもの観察はできるので、普段はそれほど気になりません。でも今回は、この季節にしか見られないフデリンドウのお花見ができるかと期待していたため、ちょっと残念でした。そこで、予報どおりの晴れとなった翌16日、リベンジで実施しました。その様子もあわせて紹介します。
まずは15日(土)です。かなりの降雨予報だったため、館内のエントランスで実施しました。テーマは「水の中のミクロワールドを見てみよう!!」です。博物館お隣の樹林地内に雨水がたまっている場所があり、そこで午前中に採水した水を、顕微鏡で観察します。まずは、センサーカメラがとらえた、水たまりを利用する鳥や哺乳類の様子を見ていただきました。

水たまりを利用するアナグマ

続いて、採水した水をプレパラート(スライドグラスに水滴を落としてカバーグラスをかけ、顕微鏡で観察できる状態にしたもの)にして観察です。

実際に顕微鏡で観察していただきました

ビンに1杯すくってきた水の、さらに1滴の中にも、たくさんの動く生きものがいて、みなさんとても驚かれていました。

繊毛虫類と思われるプランクトン

顕微鏡で肉眼視しただけでは、プランクトンの種類はほとんどわかりません。非常にざっくりとした分け方で、鞭毛虫(べんもうちゅう)類や繊毛虫(せんもうちゅう)類か、程度のことしかわからないものばかりですが、午前中のリハーサルではこんな生きものもいたので、ビデオ映像で紹介しました。ラッパムシの仲間です。

ラッパムシ類は比較的わかりやすい仲間です

顕微鏡のセッティングにちょっと手間取って効率的に見ていただくことができませんでしたが、ミクロワールドの不思議の一端をご紹介できたと思います。

さて、16日(日)です。まずは、前日の反省を踏まえて、大きな画面で見てもらえるように機材を整えてリベンジです。

みなさんで一つの画面を見られるようにセッティングしました

ユーグレナ(ミドリムシ類)や、ウチワヒゲムシの仲間?と思われるものなどが画面いっぱいに映し出されると、歓声が上がりました。
そして、この日は晴れていたので、外へ出ないければもったいない!ということで、フデリンドウや、満開のエビネを観察しました。

歩道に沿って咲くフデリンドウはやはり人気です

エビネも満開になりました!

次回は5月20日(土)12時から実施します。申込不要ですので、お気軽にご参加ください。
(生物担当学芸員)

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今年度の「生きものミニサロン」は第3土曜日に実施!

今年も毎月、生きものミニサロンを実施します!
これまで、第4土曜日を中心に実施してきましたが、今年度は、第3土曜日を中心に実施します(9月と1月は第4土曜日)。
ということは・・4月は15日(土)の実施となりますが・・予報は雨。
せっかくきれいに咲いているフデリンドウのお花見をしようと思っていたのですが、フデリンドウは晴れていないと花が開きません。

今年のフデリンドウ 晴れていないとこのように開きません

そのため、館内でできるプログラムに変更の予定です。
でも、野外で実施できる時はできるだけ野外へ出ます。

日陰を使っても、やっぱり外がいい!

やっぱり野生の生きものは、外で観察したいですね!

ニホンカナヘビ(昨年の4月のミニサロンにて)

今年の日程は次のとおりです。

4月1日(土)、4月15日(土)5月20日(土)、6月17日(土)、7月15日(土)、8月19日(土)、9 月23日(土)、10月21日(土)、11月18日(土)、
令和6年3月16日(土)
各回12時から(実施時間約30分)
博物館入り口エントランスホール付近集合
※令和5年12月~6年2月は、休館期間のため実施しません。

今年度も生きもの好きのみなさん、毎月1回、土曜日のお昼に集合です!!
(生物担当学芸員)

 

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エビネが開花!

4月11日、博物館前庭のエビネの1株が花を咲かせていました。

エビネの花

例年より10日ほど早い開花です。一足先に咲いた感じのまだ咲き始めなので、ほかの株はつぼみです。

エビネのつぼみ

それでも、来週には咲き揃って見ごろになるかもしれません。
そして、お隣の樹林地のある一画にあるシロバナハンショウヅルも開花していました。こちらも例年よりも早めです。

なんとも言えない清楚な花です。
シロバナハンショウヅルはクレマチスの仲間です。相模原でクレマチスと言えば、園芸用に流通するクレマチスの原種の一つである、カザグルマです。市内の数カ所に自生地があり、そのうちの1カ所から系統保存のために挿し穂をして増やしたものが今年もつぼみを膨らませています。

カザグルマのつぼみ

こちらも、例年ならゴールデンウィークの頃に咲くのですが、2週間ほど早まりそうです。
博物館のまわりでは、春が急ぎ足で過ぎていきます。
(生物担当学芸員)

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キンセイランの標本を急遽展示しました!

現在、1階エントランスで開催中のミニ展示「日本の植物学の父、牧野富太郎」は、NHK連続テレビ小説「らんまん」の主人公のモデルである牧野博士を紹介しています。
ドラマでは、今週のタイトルが「キンセイラン」でした。そこで急遽、相模原市にも分布するキンセイランの標本を展示しました。

キンセイランの押し葉標本

キンセイランは全国に分布する野生ランですが、数がとても少なく、環境省のレッドリストでは絶滅危惧Ⅱ類、神奈川県のレッドリストでは野生状態で絶滅危険性が最も高い絶滅危惧ⅠA類に区分されています。じつは、神奈川県内では相模原市内の2カ所にしか生育しておらず、株数もほんのわずかです。それも、発見されたのは2011年で、相模原植物調査会の会員が見つけたものです。
ラン科の多くは、標本化するために乾燥すると真っ黒になってしまい、生育時の美しさが消えてしまうため、写真も掲示しています。

キンセイラン(相模原市内で撮影)

当館でも1点しかない貴重な標本でもあるため、展示は来週いっぱいまでとなります。お見逃しなく!
そしてこちらの顔出しパネルもご好評いただいています。

顔出しパネル

牧野博士はたくさんの写真を残していますが、その多くがサービス精神旺盛であることを示す楽しいものです。その中でも「お化け」と題された写真はインパクトが大きいので、ご提供いただいた高知県立牧野植物園の許可をいただき、顔出しパネルにしてみました。ご来場の際はぜひ記念写真を撮ってみてください。
(生物担当学芸員)

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フデリンドウが見ごろです

博物館の駐車場やお隣の樹林地では、フデリンドウが見ごろになりました!

フデリンドウ

毎年この時期に咲くこの小さな花は、本格的な春の訪れを告げるこの樹林のスターです。博物館の駐車場の隅には、ピンク色のフデリンドウも咲いていました。

フデリンドウ(ピンク色の花)

フデリンドウは晴れていないと花を開きません。お天気の良い日に博物館に来られたら、ぜひフデリンドウを探して見てください。
先日4月1日、樹林地の遊歩道沿いで人に踏まれてしまいそうな場所のフデリンドウを守るため、ボランティアのみなさんと小枝を立てて目印にしました。

踏まれないように印を立てました!

もしもフデリンドウが見つからなくても、たくさんの花が咲いています。こちらはニガイチゴです。

ニガイチゴ

いわゆる“キイチゴ”の一種ですが、このあたりの代表的なキイチゴであるモミジイチゴは、花は下向きに咲きます。しかし、ニガイチゴは上向きに咲くのが特徴です。
こちらはシロバナタンポポです。

シロバナタンポポ

西日本(九州や四国)のタンポポですが、なぜか、博物館周辺では毎年数株が咲きます。
ほかにもいろいろな花が咲いているので、少しずつこのブログで紹介していきたいと思います。
(生物担当学芸員)

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カンムリカイツブリとオカヨシガモ

4月3日、市内南区下溝の横浜市水道局相模原沈殿池へ行きました。ここは水鳥が多く越冬する場所として知られているので、春になってどんな様子になっているか確認するためです。この季節の見どころの一つ、夏羽に換羽(かんう)したカンムリカイツブリです。

カンムリカイツブリ(夏羽)

カイツブリの仲間がカモの仲間と大きく異なることの一つは、基本的にオスとメスの繁殖期の羽色が同じということです。カンムリカイツブリも、雌雄ともにこのような美しい羽色で繁殖期を迎えます。
こちらはオカヨシガモです。

オカヨシガモのオス(左)とメス(右)

一見地味に見えるのですが、オスの翼の羽は渋い装飾が施されていて、よく見るととても美しいのです。

オカヨシガモのオス

一方メスは、近い仲間のマガモのメスとそっくりです。

マガモのメス 羽づくろい中

でも、ちゃんと識別ポイントがあります。上の写真はマガモのメスが羽づくろいをしているところなのですが、翼の中央あたりに美しい青色が見えます。これは翼鏡(よくきょう)と言って、この仲間の大きな特徴の一つです。飛ぶとわかりやすいのですが、下の写真で赤丸の中、翼の下側中央付近に生える地列風切(じれつかざきり)という部分に色が付いています。

マガモのオス 赤丸の中の青い部分が翼鏡で、地列風切と呼ばれる部分

マガモはこのように青色(光線の加減によって紫色にも見えます)ですが、オカヨシガモはオスもメスも翼鏡は白色です。

オカヨシガモのメス 翼鏡は白色

日本の淡水で見られるカモで翼鏡が白く、オカヨシガモとメス同士が似ている種類はいないので、よい識別ポイントになります。
カモ類の多くは、繁殖期の前の、ペアを作る時期である冬にオスが装飾的な羽色になります。北方へ渡って繁殖が始まる頃(初夏)には、オスもメスと同じような地味な色合いに換羽します。他の鳥の多くが繁殖期に美しい羽色になることから、それと区別してカモ類の地味な羽色をエクリプス(原意は日蝕:にっしょく)と呼びます。越冬期に羽色が美しくなるのは、夏が短い北方で繁殖するため、越冬地でペアを作って繁殖地へ渡ったらすぐに繁殖を始められるためと考えられます。相模原沈殿池のカモも、オスとメスが2羽で行動していることが多いので、旅立ちの日も近いということかもしれません。(生物担当学芸員)

 

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ミニ展示「日本の植物学の父、牧野富太郎」が始まりました!

4月1日、令和5年度が今日からスタートです。
そして、エントランスでミニ展示「日本の植物学の父、牧野富太郎」が始まりました!牧野富太郎は、この4月から始まるNHKのテレビドラマの主人公のモデルとして注目が集まっています。

ミニ展示の様子

植物採集のために全国を歩き回り、日本の植物を調べ、記録することに生涯を捧げた植物学者の牧野博士は、1862年生まれです。

出典:国立国会図書館「近代日本人の肖像」

牧野博士は多くの写真を残しています。今回も、高知県立牧野植物園のご提供による写真をいくつか展示しています。牧野博士の時代は、現在のように写真に撮られることが日常的でなかった時代のはずですが、上の肖像写真は別としても、牧野博士の写真には大笑いしていたり、おどけたポーズで写っていたりするものが少なくありません。サービス精神旺盛だったことが伺えます。

『牧野日本植物図鑑』初版本も登場!

県内に生育する、牧野博士にゆかりのある植物の標本も展示しています。ぜひご覧ください。(生物担当学芸員)

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