活動報告(令和5年度)

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相模原市身体障害者連合会(相身連)「歩行訓練」

令和5年7月19日(水) 当協会が所属する相身連主催により参加者33名にて日帰りバス旅行が実施されました。
梅雨明けしていないにもかかわらず連日の猛暑を感じさせる中で全国的にも暑いと報道されている山梨県(山中湖花の都公園および県立美術館)に行きました。
中央自動車道富士吉田線 河口湖IC手前から富士山もいろいろな表情で迎えてくれ、それだけで今日の旅行は大成功だった気がします。

花の都公園は春と秋の端境期でもあり屋外にはポピーや百日草、日日草、ヒマワリなどがありましたが丁度盛りといった花には遭遇できませんでした。
しかし温室の中はラン系の花が迎えてくれプルメリア、トケイソウ、多肉植物、ミッキーマウスの木などを見ることができました。
花は二の次 花より団子とばかりに人気のあったのがしっかりしたコーンカップ入りのシャインマスカット風味のソフトクリームでつられて買った人もいました。

その後御坂峠を越えて里の駅いちのみやでキノコ入りの炊き込みご飯をはじめ沢山の品数の昼食で大満足。
定番の信玄餅などのお土産品や外のテントでは今がまさに旬のモモをはじめ沢山の野菜などが売られており買い出しに来たと思われるほど大量に買い込んだ人もいたようです。

お腹も一杯になりお土産も調達できたところで最後の目的地である山梨県立美術館へ向かいました。
着いたとたんにセミが鳴き始め暑いお迎えをしてくれました。
web情報によれば
1978年の開館以来「ミレーの美術館」として親しまれている山梨県立美術館。70点ものミレー作品を所蔵する美術館は世界でも他に類を見ず、代表作である『種をまく人』をはじめ、『落ち穂拾い、夏』や”幻の名作”と呼ばれる『角笛を吹く牛飼い』など、教科書にも載るような名画を見ることができますとのことで期待して館内を鑑賞して回りました。
写真も動画でなくフラッシュを使わなければ許可しますと言う作品が多く、有名な絵の前で記念写真も撮るコとができ とても感激しました。
またミレーだけでなく、山梨県ゆかりの作品なども多数展示されており、絵画に詳しいガイドさんやイヤホンガイドで説明をじっくり聞くことができれば一日過ごせる場所だと感じました。
とにかく有名な絵画を直接目の前で感じることができ高揚した気持ちで帰路につきました。

4年ぶりに新型コロナの制約が解除されて初めてのバス旅行でもあり、バスの中でのおしゃべりも弾んで身も心も満たされ夏の一日を楽しく過ごすことができました。

踏切事故防止対応体験会

令和5年6月28日(水) JR横浜線久保沢第一踏切(相模原市緑区)に試験的に設置された視覚障害者用の誘導ブロックの歩行体験会が行われました。
この設置方法は昨年10月から関係者での事前の打ち合わせを始めてから2回の関係者勉強会と歩行訓練士との意見交換などを経て参加者の総意にて決まったものです。
さいしょはいろいろな意見が出ましたが、市と消防署施設に意見の出た点字ブロックの敷設パターンを仮設置して実際に歩行体験を繰り返した上で生まれました。
実際の踏切に敷設しての体験会にこぎつけ、ようやくここまでこれたかとの感慨がありますが、事故の教訓を無駄にすることなく今後悲しい事故を防止するため踏切への早期対応を強く望みます。
当日は当協会から会員5人が参加し、新聞3社、テレビ2社の取材もありました。

以下は東京新聞の記事です。
 視覚障害のある人の踏切事故を防ぐため、国土交通省関東地方整備局は相模原市緑区の国道16号上にあるJR横浜線の踏切に視覚障害者用の誘導ブロックを試験的に設置し、体験会を行った。白杖(はくじょう)でブロックをたどりながら渡り切った目の不自由な人たちは「踏切を一人で通るのは怖かった。誘導ブロックがあると助かる」と評価していた。(古川雅和)
 踏切に誘導ブロックが設置されているところは少ない。昨年四月、奈良県で視覚障害のある女性が踏切内で電車と接触して死亡する事故が発生。国交省は同六月にガイドラインを改定し、踏切手前や踏切内に誘導ブロックなどを積極的に整備するよう求めている。
 同整備局によると、関東地方で国道と平面で交差している踏切は十二カ所。
今回、JR橋本駅近くの久保沢第一踏切に誘導ブロックを初めて導入した。
入り口には点状ブロックを設置。踏切内には通常の半分の幅に当たる二本の線状ブロックを設け、踏切内にいることや進行方向が分かりやすいようにした。
点状ブロックと線状ブロックは直角になるように配置し、踏切内を真っすぐ迷わずに進めるようにした。
 二十八日の体験会に参加した同市視覚障害者協会のメンバーらは、誘導ブロックを確かめながら踏切を往復。
同協会の宇都木茂会長(68)は「シンプルで分かりやすい。二本の線状ブロックなら摩耗してもつえで分かりやすいし、ベビーカーや車いすの車輪も引っかかりにくい」と話し、今後の普及に期待を寄せた。

交流ボウリング大会

令和5年6月17日(土) 相模原パークレーンズ(相模原市中央区)において障害のある人中心の参加者55名により開催されました。

毎年2月開催で恒例であった「新春ボウリング大会」がここ3年間はコロナ禍のため中止となっておりましたが、今年度は『交流ボウリング大会』と名称を変更し、4年ぶりにこの時期に開催されました。

梅雨本番とはいえ久しぶりに初夏を思わせるような暑い天候の中で一等一等に大きな声援や白書が響くなど熱い戦いが繰り広げられました。

当協会からは男女4名が参加し入賞はくじ引きで惜しくも逃した者もいましたが、ボールがトナリノレーンに越境したり初めてストライクが出て宙に浮かんだと思わせるような跳躍を見せた者などパフォーマンスでも観客を大いに楽しませました。

当協会の参加者は周囲のアドバイスを受けながらも全員大奮闘で、来年の参加を約束して意気揚々と会場を後にしました。

総会

令和5年5月21日(日) 市民会館にて付き添い者を除く正会員48名(委任状提出者を含む)の参加により開催されました。

開催宣言前には新型コロナで途絶えていた全員の自己紹介による参加者確認を実施しました。

これにより総会定足数を満たしていることの確認がされ通常総会の開催が宣言されました。

会長からは昨年5月21日から会長を引き継ぎ1年間進めてきましたが、これからも「できることを できるだけ 少しだけ頑張って」やっていきますが 皆さんの後押しが何よりも力になりますのでよろしくお願いしますとのご挨拶がありました。

続いて議長、議事録作成、議事録署名人の選出が行われ審議に入りました。

議案審議では令和4年度事業・収支決算報告ならびに監事による監査報告が行われ、会長による補足説明の後拍手により承認されました。

続いて令和5年度事業計画・収支予算(案)が報告され会長と主幹者による補足説明、質疑応答のあと拍手により原案通り承認されました。

引き続き会則の改定について会長から要点説明の後挙手による採決が行われ出席者の3分の2以上の賛成多数により承認されました。

その他議案として
来年度の役員選挙に向けての選挙管理委員会の立ち上げによる委員長と担当者が会長より指名され承認されました。

また審議事項ではありませんが、監事の前会長からこの1年間の事業推進について新会長のリーダーシップによりいろいろな成果が出てきているとの温かい講評がありました。

これによりすべての審議が終了し議長の解任がなされました。

最後に連絡事項として
①万一に備えた携行用 風船式白杖の紹介

②今年中の日程決定隅の主要イベント
・交流ボウリング大会
・社会見学
・県身連登山事業
・福祉大会
・障害者作品展
・懇親会・白い杖の文化祭
・県身連福祉大会

③福祉機器の当協会を通しての購入依頼。

締めくくりとして総会の終了宣言がなされ閉会となりました。

第17回神奈川県障害者スポーツ大会(陸上競技会)

令和5年 5月14日(日) 神奈川県立スポーツセンター(藤沢市)にて開催されました。

前日からの大雨で開催が難しい状況に思われましたが、早朝には小雨になり日頃の練習の成果を発揮しようと県内から出場者が集まり 気持ちが伝わったのか開会式に向けて天候もだいぶ回復し予定通りに開催されました

相視協からは 男性3名、女性1名の4名が出場しました。

結果は以下の通りです。

○50m音響(男子) 金メダル
○立幅飛び(男子) 銀メダル 
○じゃべりっくスロー(男子) 銀メダル 
○砲丸投げ(男子) 銅メダル 
○ボール投げ(女史) 銀メダル  

少数ながらも全員がメダルを獲得することができてよかったと思う反面、今回の大会は今までで一番 各組の出場者が少ない状況で競技によっては、1名しかいない組もあり 今後の開催が危ぶまれるのではないかと感じた大会でもありました。

当協会ができることは出場者を増やすことだと思いますので 次回は当協会会員の皆さんに 幅広く声掛けして行こうと思います。

開会式

相模原市身体障害者連合会(相身連)総会

令和5年4月22日(土) 市民会館2階第二大会議室にて参加者26名(付き添い者を含む)により開催されました。

令和4年度事業・収支決算報告ならびに令和5年度事業計画・収支予算(案)など一部の事業での行先と日程変更がありましたが、全ての議案が質疑応答を経て承認されました。

新型コロナが完全に収束していない中ということも一因とはいえ、参加者が少ないことについて会長からの問題提起があり議長が仕切る暇がないほど多くの方からさまざまな意見が矢継ぎ早に出されて稀にも見ない熱い議論がなされました。

会長からの問題提起については各加盟団体が持ち帰って団体内での議論をすることが求められたものとして総会を集結しました。

新型コロナについては行動制限などが緩和されているとはいえ、まだまだ予断を許さない状況にあると思われますので一人ひとりが自分でできる感染防止対策をしっかりすることにより、一日も早い完全収束に結び付けたいものです。

第17回神奈川県障害者スポーツ大会(フライングディスク競技会)

令和5年 4月16日(日) 神奈川県立スポーツセンター(藤沢市)にて開催されました。

早朝から今にも雨が降り出しそうで心配された天候は、選手の願いが通じたのか大会会場に到着後には薄日が刺すほど回復し、湘南の気持ちの良い風が吹く中、フライングディスク競技会が行われました。

県内の各地から集まった選手たちが、日頃の練習の成果を発揮しようと熱い戦いを繰り広げました。

この大会は10月に開催される 全国障害者スポーツ大会鹿児島大会の選手選考に結び付くこともあり、選手に選抜されることを期待して一段と力の入った競技会となりました。

相視協からは 男性1名、女性3名の4名が選手として参加しました。

結果は以下の通りです。

○アキュラシー(ディスリートファイブ) 銀メダル、銅メダル(2名)
○ディスタンス(男子) 金メダル(42m88)
○ディスタンス(女子) 金メダル(22m03)、銀メダル、銅メダルとワンツースリー
以上のメダルを獲得することができ日ごろの練習の成果が発揮できた人もいました。

来年の大会には、またお互いに元気で、競技できることを願い大会を終了いたしました