品さんの「街道を行く」江戸五街道完歩の記録 その4 甲州道中編(コロナに負けるな)

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s-kousyuu kaido

新型コロナウイルスの感染拡大防止の為に、多くの施設・集会の場所が閉鎖になっています。専門家会議の報告によれば「密閉された空間」が問題との事、公園での散歩やジョギングはお互いの距離を保てばそれほどリスクは無いとの事です。戸外での適度の運動で体調を保って、コロナに負けないからだ作りに留意いたしましょう。

では、品さんの五街道完歩の記録~ご紹介を再開いたします。


◆ 甲州道中 ◆


2016年1月

1日元旦 日本橋→仙川 20km 250分
去年末、東海道を歩き終えたが青春18きっぷ1回分が残ったので、近場の甲州街道を歩いてみた。東海道線の車中、川崎の多摩川に昇る初日の出を見る。8:00再び日本橋に立つ。元旦から多くの人が皇居の周りを走っている。刺激を受ける。買い換えたばかりの靴が合わず靴擦れの痛さに耐えかねて、12:30頃仙川までの20kmで終える。

16日 仙川→八王子 24km 300分
東海道53次で終えようと思っていたが、まだ体力・気力充実している今、甲州道210kmを歩く事を決めた。国立市に入ると学問の神菅原道真を祀った谷保天満宮で休憩。今日もお尻が痛い。後日病院で薬をもらう。以来、この薬が旅のお供となった。

23日 八王子→藤野 25km 300分
高尾山口駅。高尾山登山客のメッカを横目で見ながらしばらく進むと上り坂が延々と2時間続く。加えて歩道には数日前の雪が残っていて歩行困難。やむを得ず大型車両に注意しながら車道を歩く。当初は相模湖までの予定だったが藤野まで足を延ばす。


2016年2月

12日 藤野→大月 24km 290分
日本三大奇橋の1つ「猿橋」に寄ってみた。桂川の断崖に架かっていて、何度となく架け替えや修理が行われたようだ。当初の予定では初狩まで行くつもりだったが、まだ6kmも先なので今日は大月まで。


2016年3月

3日 大月→初狩→甲斐大和→酒折 25km 300分
初狩過ぎて笹子峠の入口に看板。「4月末まで通行出来ません」。笹子トンネルを通るという選択肢もあったが、峠越えをしないと甲州道を歩いたことにならない。甲府の1つ手前にある酒折、ここは正しく山梨学院タウンだ。至るところにグラウンド・建物がある。今日はここまで。

13日 酒折→日野春 26km 310分
甲府から韮崎への途中。前方には南アルプスの山々、左手には富士山の姿が・・・今日は晴れていて絶景だ。帰りの日野春駅の地図では20号線から15分くらいかと思っていたら、山道を40分も歩かされた。

26日 日野春→すずらんの里 24km 280分
日野春駅プラットフォーム正面に南アルプスの山々、特急待ちの間みんな写真撮影。日野春から小渕沢までは中央線沿いの17号線を歩く。八ヶ岳が見えてきた。真の青空に真っ白な雲、とても美しい眺めだ。


2016年4月

9日 すずらんの里→下諏訪 24km 280分
茅野市内に入ると7年に一度の大祭、諏訪神社「御柱祭」が開催されているらしく至るところにのぼりが立っている。少し離れているので寄らずに進んだ。まだ三分咲きの諏訪湖畔の桜を見ながら14:30下諏訪に到着した。帰りの中央本線車窓から満開の桜を楽しみながら帰宅の途へ。(街道筋でいくと下諏訪が甲州道中の終点。だが、途中の初狩→甲斐大和の笹子峠を越えていない。次月、再度チャレンジする)


2016年5月

7日 初狩→甲斐大和 22km 260分
笹子峠を越え、旧甲州街道(国道212号線)を歩く。全く人の気配がなく、獣でも出てきそうな薄気味悪い静けさだ。熊避けのため、「365日の紙飛行機」を歌いながら歩く。1時間位歩くと赤レンガ造りの「笹子隧道」。照明がなく、真っ暗なトンネル。急に温度が下がり、ヒンヤリ。5分くらいで出たが怖かった。

14:00過ぎ 甲斐大和駅に到着。やったー! 甲州道210km完歩。


東海道、甲州道と歩き終えて、さて次はどうしよう?と思案。PCで検索すると、日光道144km、奥羽道84kmと出ている。これなら歩けそうだし、日帰りで行けそうな距離だ。
【結論】トライする事にした。

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