「フクロウの巣からネズミの骨を取り出す」を実施しました!

9月9日(土)、麻布大学いのちの博物館と共催で「フクロウの巣からネズミの骨を取り出す」を実施しました。これは、八ヶ岳山麓に設置されたフクロウの巣箱に残ったエサのネズミ類などの骨を取り出し、分類作業を体験するワークショップです。いのちの博物館の高槻先生から、巣箱の設置環境によって異なるエサの種類や、骨の分類の仕方について説明を受けます。

麻布大学いのちの博物館の高槻先生から説明を受けます

早速、骨の取り出しと分類を開始!ご家族で参加してくれたみなさん、全員夢中です!

みなさん集中して骨さがし

高校生も、何の骨か?どこの骨か?高槻先生に教えていただきながら楽しそうに作業しています。

タヌキの骨格標本を使って説明

最初はなかなか進みませんでしたが、だんだん目が慣れてくるとスピードがアップします。代表的な骨を分類できました。

部位別に骨を分類

ネズミのほかにもリスや野鳥の骨もたくさん混じっていて、「夜行性のフクロウなのに、昼間活動する動物も結構食べてるね!」など、フクロウの生態の新たな一面を知ることができます。
この試料は、ヒナがエサとして食べた動物の不消化物をはき出す「ペリット」を主に分析しています。親鳥の縄張りの環境の特徴が餌動物からわかる、本格的な生態学研究の手法をみなさん堪能していただけたようです。

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