ヤマユリ開花

7月10日、博物館前庭のヤマユリが開花しました。

背高く伸び立つヤマユリ

ヤマユリは崖地や法面を上から垂れ下がるように咲くのが本来の姿ですが、平らな場所では花が重すぎて地面に伏してしまいます。今年も園芸好きの職員が支柱を立ててくれたので、2株あるうちの大きな方は2.5メートルほどの堂々たる姿で立ち上がっています。
花芽の数は、大きな方が12個、小さな方は3個で、今はそれぞれ1輪ずつが咲いています。

ヤマユリの花 甘い香りが漂います

すでにあたりには甘い香りが漂っています。これから順次咲き進むと、香りはさらに強くなります。ヤマユリは神奈川県の花でもあります。博物館へお越しの際はぜひ、このきらびやかな花をお楽しみください。
近くの植込みでは、金平糖のような色合いのヤブカラシの花が咲いています。アオスジアゲハが吸蜜していました。

アオスジアゲハ

このチョウが盛んに飛び回っている姿を見ると、盛夏到来を感じます。
(生物担当学芸員)

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