先日の生きものミニサロンでのセミの抜けがらさがしの際、参加者の方が面白い形のカメムシを見つけました。
ウシカメムシというカメムシです。

ウシカメムシ
胸部の棘が牛のツノに見えることから、この名がつきました。
背中の「小楯板(しょうじゅんばん)」という部分にある黄色の模様も、見方によってはなんだか目のように見えます。

前面から
前面からも撮ってみました。
じつは、ウシカメムシは大きさの割に体に厚みがあり、左右にツノもあるため体全体にピントが合いにくい、撮影者泣かせのカメムシです。
今回もうまく撮れずにいろいろと試しているうちに、ちょこちょこと歩いて飛んで行ってしまいました。
(動物担当学芸員)