2月7日、JR淵野辺駅南側にある鹿沼公園で植物観察会(相模原市まち・みどり公社など主催)が行われ、学芸員が講師を務めました。博物館で毎月恒例の「生きものミニサロン」を鹿沼公園へ出前する形で、午前、午後の30分ずつ2回実施しました。
それにしても、真冬の2月に植物観察会?しかもこの日は雪がちらつくお天気です。でも、植物は真冬でも楽しく観察できます。例えばこんなものが・・

ケヤキのタネ(葉の付け根についた小さな粒)
ケヤキのタネです。園内に植栽されたケヤキから写真のような状態でタネが落ちているので、これを参加者のみなさんと拾います。

同じような状態でたくさん落ちていました
これを落とすと、クルクルと回転しながら落ちます。プロペラの役目の小さな葉をつけて落とすことで、滞空時間を稼ぎ、風に乗ろうというわけです。ケヤキは相模原市の木でもあり、そんな身近な木にも自然の知恵が隠されていることにみなさん驚かれていました。
続いて、植物ではないのですが、ちょっと特別な観察をしました。鳥の羽根が散らばる“事件現場”で、みなさんに現場検証をしてもらったのです。

たくさんの鳥の羽根が地面に散らばる“事件現場”
血痕や肉片が落ちているか、大きめの羽根がばらけて落ちているかを確かめてもらいます。

みんさんに大きめの羽根を集めてもらいました
結果は、血痕や肉片は無く、大きな羽根がばらけて落ちていることがわかりました。犯人は、ツミやオオタカなどのタカの仲間、やられたのは、ドバトでした。その場でかみつくネコなどではなく、タカがドバトを狩り、大きな羽根を抜いて運びやすくして食事場へ持ち去った痕です。
午前の部はこのような観察をして終了しました。
午後の部は、本降りになった雪の中、この公園の一画に植栽されているスダジイのドングリを見たり・・

スダジイのドングリ
ロゼットや冬芽などの、植物たちの春の準備の様子を観察したりしました。
相模原では雪という天候自体が珍しいので、雪の中の静かな公園というちょっと特別なシチュエーションで楽しく自然観察を行うことができました。
(生物担当学芸員)


