秋の丹沢主脈

今日は相模原植物調査会のみなさんと、秋の丹沢へ調査に行きました。
市内緑区の平丸から登山道を上がり、丹沢主脈の稜線へ。途中には丹沢では珍しい、カラマツの植林地を通ります。

秋らしい植物ということで、アケビの果実が登山道に落ちていました。

と、その写真を撮っていたら近くにオオセンチコガネがいました。代表的な糞虫です。落ち葉の下に「隠れている」つもりのようです。

林床にはカワチブシが満開でした。

変な名前ですが、ほんの少し特徴が異なるこちらの植物でわかりやすい名前のヤマトリカブトも、同所的に生育しています。

大汗をかきながら急斜面を登ったのに、稜線は秋の風が寒いほどに涼しい・・。
センボンヤリの綿帽子です。すくっと姿勢良く立っていて秋の空気によく合います。

稜線はリンドウまつり!と言いたくなるくらい、たくさんのリンドウが開花していました。

写真は撮っていませんが、ほかにもいろいろと標本採集もしました。新しい「神奈川県植物誌」のための調査、まだまだ続きます!
(生物担当学芸員 秋山)

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