フレームになる建物

今日(12月3日)は朝からとても気持ちの良い青空が広がりました。上空には高積雲の半透明雲が出ていました。

普通に見られる雲ですが、水に溶いた絵の具をササッ、ササッと塗ったような微妙な色合いと形が好きで、つい写真を撮ってしまいます。はかなくすぐに消えてしまうのもなんとなくありがたみが増します。
お隣の樹林地の遊歩道は、落ち葉のレッドカーペットが敷かれています。

さて、相模原市立博物館は博物館としては珍しく、室内へ外光を積極的に取り入れる設計になっています。そのためガラスの壁面が多く、室内から見ると四季折々のまわりの風景が、建物をフレーム(額縁)として天然の絵画のようになります。ちょっと立体的なフレームですが・・

地階大会議室前のホワイエから正面のガラスを見上げると、青空と紅葉を写した作品を見ることができます。

今日は「さがみはら宇宙の日」、「はやぶさ2」トークライブVol.6が行われています。

ミッションマネージャーの吉川真さん、プロジェクトマネージャーの津田雄一さん、そして海外から駆けつけてくれた研究者も交えての豪華な顔ぶれで、満席の大会議室です。
トークライブ終了の頃には、天然の絵画は夕焼け空に塗り替えられているかもしれません。
(生物担当学芸員 秋山)

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