福の会

5月25日(土)から6月30日(日)、特別展示室で収蔵品展「収蔵品で知る尾崎咢堂の明治・大正・昭和」「蔵の中の世界・福田家資料紹介~市民の力で博物館資料へ~」を開催します。どちらも今、準備の真っ最中ですが、なぜか展示室がわいわいと賑やかで楽しそうです。その理由は「福田家資料紹介」の展示を行っている「福の会」。市内の旧家である福田家の蔵の中にあった品々を寄贈していただいた際、それを博物館資料として整理するために結成されたボランティアグループです。
市民の手で資料整理から展示まで行う試みは平成23年度に発足した「水曜会」の「津久井郷土資料室収蔵資料紹介」(今年度も秋に開催予定です)に続く2つめですが、ひとつの協働の在り方としてスタイルが確立しつつあるように思います。
さらに6月2日(日)、6月23日(日)には「展示を語ろう」と銘打って、ご当主や会員の方が展示室に立って随時観覧者と語らう、という企画もあります(午前10時30分~午後3時30分)。
徐々に広がっている「市民とつくる博物館」の試み、これからどんな展開をしていくのか、職員の一人としても楽しみです。
それにしても、いつ様子を見にいっても楽しそうな作業風景。出来上がる展示もきっと面白いに違いありません。皆さんもぜひ見に来て「蔵の中の世界」を堪能していただきたいと思います。(学芸班 木村)
まずは力仕事。展示ケースは重いのです。
資料には衣料が多いので、アイロンがけ。
並べ方を思案中…
パネルの壁打ちはお手の物です。

 

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