生きものミニサロン「木や草についているヘンなものを見てみよう!」を実施しました

5月20日、毎月恒例の生きものミニサロンを実施しました。この日は国際博物館の日2023「博物館探検隊!」を開催中で様々なイベントが企画され、たくさんの来館者をお迎えしていました。そんな中、生きものミニサロンもいつもより少し多めのみなさんとスタート。

エントランスに集合してスタート

今回のテーマは「木や草についているヘンなものを見てみよう!」です。早速、カイコの飼育のために植えているクワの木のまわりへ。まずは参加者のみなさんに生きものを探していただきました。

クワの木を囲んでみんなで観察

次々に??となるものが見つかります。まずはこちらです。

葉の裏に白いもじゃもじゃ・・

葉の裏に白い毛のようなものがもじゃもじゃ。
お配りしたルーペでじっくり見ていただきます。時折「ギャー」という声も・・

大人の参加者も恐々観察

よく観察するとモゾモゾ動き、さらによく見ると脚も!

モゾモゾ動いていました

この虫は、春のミニサロンの定番、クワキジラミです。クワの葉の汁を吸って生活します。成虫はこちらです。

クワキジラミの成虫

成虫を見ていた参加者から「バナナムシみたい!」と。そうです!バナナムシ(ツマグロオオヨコバイ)と同じくカメムシ目の昆虫なのです。すばらしい観察眼ですね。
さらにこんな虫を見つけてくれた人も。

大きな幼虫

こちらはテントウムシの仲間の幼虫です。他の葉の、クワキジラミのそばでも何匹か見つけました。これがどんな成虫になるのか説明すると、みなさん興味津々でした。成虫が見つかったらまたこのブログで紹介します。
1本のクワの木でみっちり30分観察していただき終了しました。終了後、駐車場のそばでヤモリを見つけてくれた親子も!

終了後もヤモリを観察

来月のミニサロンは6月17日(土)12時からです。お楽しみに!

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