150回目の野外調査

今日は相模原植物調査会のみなさんと緑区与瀬方面へ野外調査に行きました。

ある谷に入ったのですが、ここは私たちにとってシダ植物「イノデ類」のパラダイス。ほかではちょっと見られないようなさまざまな種類のイノデ類とその雑種をあれこれ検討しながら調査します。

もちろんシダだけではなく、目についた植物はなんでもチェック。ありふれた植物でも、しっかり観察するといつもとは違った表情が見えてきます。ユキノシタ。

クリの花。

ついでに、廃屋の池のまわりにたくさんついていたモリアオガエルの卵塊。

じつは今回、相模原植物調査会と博物館が定例的に野外調査を始めて150回目でした。記念撮影をして、次の神奈川県植物誌、そして新しい相模原の植物誌に向けて充実した調査活動を継続していこうと、決意新たにしました。

(生物担当学芸員 秋山)

 

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